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イスに座る時間に在る現実

2023.10.23 13:17

今から10年以上前のハナシですが、


某有名メーカーさんの担当者の方が、

『腰にいいイスの開発のために、ぜひアドバイスをください!!』

と、その当時務めていた整体院に訊ねてきた。

なので私は、素直に

『じゃあ、座っていられないイスを開発しましょう』

と伝えたら、それっきりその担当者が再び来ることはなかった・・・。

そして現在では、

各種さまざまなデスクワーク用のイスが開発されている。

コロナの影響で、テレワークに切り替わったこともその流れを加速させてのでしょう。

もちろん、そのような立派なイス自体にケチをつける気もありませんし、
実際のところ同じ限定された枠組みと条件内で比較した場合、

計算されて開発されたイスは、身体への負担を軽減してくれるとは思います。

ですが、

元も子もないようなことに聞こえるかもしれませんが、

そもそも、どんな立派なイスだろうがパイプイスであろうが

人間の身体にとっては、座っていることそのものが負担でありマイナスなのです。

きちんとした研究から算出されている統計データでも

【1時間座り続けると寿命が 22 分縮む】
オーストラリア肥満・生活習慣研究(AusDiab)より

というものもあるぐらいだ。

とは言え、毎日当たり前のように平然と座って仕事をされている方々に

いきなり時給で22分の命を徴収されますよと言われても、想像しにくいとは思う。

そして具体的に、

座っていることの何が、そこまで身体にとって負担なのか?

と感じると思いますので、今回は座っている状態を違う視点で捉えてみましょう。

≪座っていると腰にくる≫

このセリフ、

私的には仕事中、もう何千回と聞いてきたセリフですが

一体、何がくるのでしょうか?

これ、正解は 【重さ】 なのです。

では一体、何の【重さ】なのか??

それが、

【自分の頭の重さ】

なのです。

正確には、頭部を含めた上半身の重さそのもの。

人間の頭の重さは、約6キロ前後と言われるそうです。
実際に持ってみたことがないのでわかりませんが、、

その6キロの頭や上半身の重さが、座っている状態だとどうなるか?

それは、内臓部分にその重さがのしかかるのです。

正確には、内臓が存在する腹腔(フククウ)と呼ばれる空間。

つまり、自分の寿命を奪い自分の身体にダメージを与えている正体とは

自分の重さという存在そのものなのでです。

身体に良いイスとは、

この自分の上半身の重さをある程度イス側が負担してくれるよう設計されてはいるのだと思いますが、

それでも内臓にかかる負荷はゼロにはなりませんし、
負担が少ない分、座り続けられてしまうという弊害もあります。

何事も、恐ろしいのは慣れという脳のシステムですな。

そんなこともあり、

最近スタジオUでの、セッション中のマイブームが

【座っている時の、内臓の気持ちを体感してもらう】

というもの。

我ながら悪趣味だとは思いますが、それはこんな感じで行ってるのですが、

※もちろん、クライアントさんには予め了承を得てからはやっていますよ!!

仰向けに寝ている状態で、お腹に重さを載せて感じてもらいます。

これは2キロの柔らかい素材のケトルベルになりますが、たかが2キロで短い時間でも
それなりに内臓の気持ちを味わえますよ。

なぜ座っていることが良くないのか?

なぜ姿勢は良くしておくべきなのか?

それはすべて、自分の内臓を護るためなのです。

そして、

自分の内臓に重圧をかけているのもまた、

自分自身だということもぜひ覚えておいてください。

腰に良いイスは存在しても、
イスに座っていることそのものが負担というジレンマですな。

※身体調律セッションを実際に受けてみたい・体感してみたいという方は、

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・身体調律スタジオU公式HP

https://bodytuningstudiou.storeinfo.jp/pages/6321659/page_202208081550

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