第45回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
2023年10月22日(日曜日)は対面の集いでした。
参加者は27名様。
うち初参加の方は2名様。
パートナーが他界された方(1)、きょうだいしまいが他界された方(2)、子が他界された方(24)が集いました。
自己紹介で一巡。
一人ずつ思い思いに今の心境や状況を無理のない範囲で語り合い、その後、4テーブルに分かれて移動し、わかちあいを始めます。
この最初の一巡自己紹介が意外にも濃い時間になっている、というような感想がありました。
*
①テーブル(子が他界)
・精神科の話題。
・事後は自責や怒りの気持ちでとても苦しいが、ずっと同じではなく変わってくること。
・亡くなったことを周囲に伝えているか。
・普段は話せない思いを語り、共感や気づきもあり気持ちが少し軽くなる。
・笑い合うだけではなくディープな会にもなった。
・同じことを何度でも好きなだけ話す、後悔している気持ちをどんどん話す中で、自身の後悔になってしまったことを、逆に実行していた方々(反対側の話し)が聞けて解放された気持ち。
*
②テーブル(子が他界)
・他界した子のやりたかったことや意思を継ぐ生き方、存在を感じられること、お互いの供養にもなることをしていこうと心がけている方々。そこから熱中することや新しい世界が広がったというお話。
・突然家族構成を聞かれた時の答え方。「居ない」と答えると、それまで生きていたことを否定することになるので、それは言いたくない等…ジレンマを感じる受け答えについて。
・夢の内容が変化。最初の頃は他界した人が生きてる夢だったのに、最近は“亡くなっている”ことに夢の中で気づいてしまっている。自分の中で死を受け入れたからではないのか?
・事後直後は混乱し心が麻痺して、一年以降くらいから不意に思い出したり身体に不調をきたしたり、無理や不摂生が祟る場合がある。
*
③テーブル(子が他界)
・精神科、心療内科の(薬の)話題。全く服薬したことのない人、合わなくて止めた人、調整してもらいながらなんとか上手く利用できている人。
・こんな事があり、自分の子育て、生き方、自分自身を全否定されたような気持ちになってしまった。
・これまで通りにはいかない事態が起きた。少しでも生きやすくするための工夫も必要になってくる。
・工夫の一つ、癒しのモフモフパワー(アニマルセラピー的な良い面について)
・(複数っ子の親御さん)生きて居る子に救われることもある反面、考えたくない心配事も続いてゆく(また自死が起きたら…等)。
・一般的に言われる「自死(防止)対策」と、「自死の遺族」の支援や対策についての意見交換。
・我が子のシンボルサイン話も盛り上がりました。
*
④テーブル(お立場別)
・精神科の薬の話題。
・身内でも亡き人への思いや考え方に違いがあること。
・起きてしまった事を近所の人に安易に触れ回られたことへの憤り。
・事後ずっと苦しんできたから楽になれたのかといえば、そうもいかない複雑な思いがある。
・『絆画』の話題。
*
*
お話しが尽きず、3時間はあっという間ですね。
白熱トークは毎回続きます。
参加者の皆様、お疲れ様でした。
ありがとうございました🌟
閉会後は13名程で近くの飲食店に移動してクールダウンのひとときを持ちましたが、『絆画』画家の大村順さんが👀!お立ち寄りくださいました。ありがとうございます。
2024年3月に埼玉県川越市で予定されている『絆画』展があるそうなので、星のしずく*小江戸散策会に絵画展鑑賞タイムも盛り込みたいものだと企ててはいますが(^^ゞ。
このような推し活?も、自身が生きて行く上での活力になっているのかなと、思ったりしました◎
◆ ◆ ◆
次回11月の 星のしずく*自死遺族の集いは対面で行います。
【第46回対面の集い】
2023年11月12日(第2日曜日)
会場⇒浦和コミュニティセンター
コムナーレ10階
13:15~受付
対面の集いは予約不要です。
お気持ちが向きました時にお立ち寄りください。
photo/春様
◆自死遺族の集い
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
◆第三者委員会について
◆自死と向き合い、遺族とともに歩む
⇒『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ