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株式会社 長谷川塗装工業

外壁塗装3回塗りで大丈夫?

2023.10.24 12:00

お疲れ様です!

東京都羽村市を中心に八王子市、福生市、立川市、昭島市、あきる野市などの西多摩地域で唯一、超耐久4回塗りの屋根塗装、外壁塗装で安心出来る住まい作りを基本に、楽しいアートペイントでの一生の思い出作りから壁紙(クロス)の上からの塗装なども行っています!

(株)長谷川塗装工業のかやたいです! 


外壁塗装、屋根塗装において弊社では4回塗りをベースに提案させて頂いておりますが


4回塗るのはオーバーだ!

4回塗るからといって金額を上げたいだけだろ!

メーカーの仕様通り3回塗りさえしていれば問題ない!


まるで弊社を目の敵にしたいような、塗装の回数を重ねること自体を否定した言い方にも聞こえるブログや記事を見かけることもありますが、どれもこれも


何を根拠に言っているのですか?


とだけ返したくなる思いになるブログや記事を目にすることが増えてきたので、塗装回数、塗装工程について少し書かせて頂きます。


相見積もりの際に弊社の仕様を他社様が見た時に

下塗り2回なんて意味がない!

という批判を受けたこともありますが、そもそも同じ下塗りを2回塗るのではないことに気付いていない、ただ下塗り2回しているだけとして捉えている時点で

知識や勉強力が足りていないのだなぁ…

建物に対し真剣に向き合っていないのだなぁ…


ということを感じてしまうくらい浅はかな業者様が多いということに同じ同業者として落胆させられます。


逆にその程度の知識・技術力でお客様の大切な財産に手を付けるおつもりですか?

と聞いてみたいくらいの憤りさえ感じます。


塗料メーカーからしても

なんでも3回塗りでいいとは言っていません。

既存の劣化状態や、傷み具合によってはそれに合わせた塗料がございます。

そう言われることでしょう。


ただ4回塗れば良い、なんでも4回塗れば良いなどとは弊社は一言も言っておりませんし、もちろん3回塗りで収まる場合には3回塗りで塗装を行なう場合もございます。


そのようなことには目を向けず、なんとか契約を取ろうと必死な弊社を批判してくる業者様や、本当に安心出来る塗装工事を望んでいるお客様にお伝えしたいのは、現在各塗料メーカーも塗料開発において世界情勢の影響を大きく受け、塗料開発・販売にはとても苦労しています。

ですが、真剣な塗料メーカー程、様々な施工現場に足を運び、実際に使用している塗装屋さんから声を聞き、仕上がりや施工の際の問題点などの意見交換をし、より一層の品質改良に繋げ、本当に信頼出来る塗膜を形成出来るよう日々努力している背景があることも合わせて知って頂けたら幸いです。


さて問題です🧑🏻‍🏫

このような外壁でも3回塗りで大丈夫と言えるでしょうか?


正解は❌です。

コチラは以前弊社で施工させて頂いた外壁塗装の事例ですが、原因は雨漏りによる外壁材の内側からの腐食が原因となり、外壁材自体が劣化してしまった状態にありました。

この際は、塗装が可能となるまでに様々な工程を組み(ここではあえてお伝えしませんが)、下塗りの下地作りの段階で三工程ほど工程を重ねた上での、下塗り2回・上塗り2回仕様での塗装を行ないました。


次の問題はこちら🧑🏻‍🏫

このような外壁でも3回塗りで大丈夫といえるでしょうか?


正解は❌です。

コチラの外壁は、既存がリシン壁と呼ばれる外壁で、モルタルの外壁にリシンと呼ばれる塗料を吹き付けて外壁を保護するという仕上げの仕様になりますが、何十年もメンテナンスされていないこのような状態に下塗りを1回塗った程度では、下塗り材もすぐに吸収され、下塗り材の効果は発揮されません。

コチラも弊社で施工した建物になりますが、この時は下塗り(シーラー)

下塗り2回目(フィラーによる砂骨パターン付け)

特殊なローラーにて写真のような模様付けをして、厚膜の塗膜の層を一層形成することにより、脆弱なリシン壁を保護する形を取りました。

その上で、上塗り2回塗りを施し完成という、4回塗りとなりましたが、リシン壁のような最初の下塗り段階で吸い込みの激しい外壁に、フィラーとよばれる下塗りをいきなりぶつけることは各塗料メーカーでも推奨しておらず、必ずシーラーを塗布し、吸い込みを止めた上で使用してくださいとカタログの小さな文字の使用上の注意点にも記載されていますが、そういった所を見ておらず、いきなりフィラーを塗装して、上塗り2回で終わらせている業者も多く見受けられます。

この時に使用した塗料メーカーのカタログページにも、このフィラーを使用する際の注意書きとして、小さい文字ではありますが、しっかりと水性エポレジン(シーラー)等の下塗りを塗装してから使用してくださいと書いてあります。

何故、シーラーの工程が必要なのかは、ここではあえて書きません。


※今回書かせて頂いた内容におきまして、屋根塗装にも同じことが言えます。

屋根の既存状態によっては、下塗り2回、上塗り2回の4回塗りの場合も、3回塗りの場合ももちろんあります。


細かいように聞こえるかもしれませんが、それだけ塗料を扱う側も様々な注意点を抑えなければ施工不良・施工後のトラブル・信頼問題に直結するという難しさがあります。

『塗装』と『防水』を分けて考えておられる方もいらっしゃいますが、塗装もそもそも防水の意味合いもありますので、その辺りも誤解されないようよろしくお願い致します。


現在のご自宅の外壁の既存状態がどのような状態にあり、どのような処置が必要かを柔軟に判断出来ない業者様に、ご自身の大切な財産を触れさせると大きな後悔が残ってしまう事例も沢山見てきた僕からすると、大きな後悔をする前に慎重に判断することがなによりも重要なポイントとなりますので、お気をつけください。


弊社では、お客様がしっかり納得出来るところまでお話し合いさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。