身体障害者補助犬
身体障害者補助犬は、盲導犬、介助犬及び聴導犬のことです。
・盲導犬
目に障害のある人と一緒に歩き、交差点や段差で止まったり、障害物や車の接近を知らせたりして、安全に歩けるようサポートします。体に白または黄色のハーネスという胴輪をつけています。
・介助犬
体に障害のある人の手足となり、落とした物を拾ったり、ドアの開閉をしたりするなど、日常生活をサポートします。外出時には介助犬と書かれた胴着をつけています。
・聴導犬
耳に障害のある人に、ブザー音や電話の呼び出し音など、生活上必要な音を知らせて行動をサポートします。外出時には、聴導犬と書かれた胴着をつけています。
「身体障害者補助犬法」では、公共施設や公共交通機関、また、スーパーやレストラン、ホテルなど、不特定多数の人が出入りする民間施設などに、身体障害者補助犬(以下、補助犬)同伴の受け入れを義務付けています。
しかし、レストランやホテルなどでは、ほかのお客様への配慮などを理由に、補助犬の同伴を断るという不適切な対応も未だに見受けられます。
一般の人からすれば、補助犬もペットも同じように見えるかもしれませんが、補助犬はペットとは違います。一定の訓練基準により訓練され、国が指定した法人から認定を受けています。
特別な訓練を受けているので、社会のマナーを守れますし、衛生面も管理されています。
法律や補助犬の役割について理解し、施設の方も、周囲の方も、補助犬の同伴を温かく受け入れて欲しいです。
もし、補助犬かどうかの確認が必要な場合は、事業者は使用者に認定証の提示を求めましょう。「認定証を確認させていただけますか?」と声をかけることは、使用者に対して失礼には当たりません。
盲導犬は白、または黄色のハーネス(胴輪)に、介助犬、聴導犬は胴着に、それぞれ認定番号や補助犬の種類などを記載した表示をつけています。使用者は、認定証の携帯が義務付けられているほか、補助犬の公衆衛生上の安全性を証明するため、手帳(「身体障害者補助犬健康管理記録」)を携帯しています。
補助犬に関することでトラブルがあった場合、使用者や受け入れ施設側からのトラブルに対応する相談窓口が、各都道府県、指定都市、中核市に設置されています。相談窓口では、必要に応じて保健所や人権擁護機関などの関係行政機関の紹介をしてくれます。
使用者と一緒にいるときの補助犬は、使用者のお手伝いをするという、大切な仕事を担っています。きちんと訓練された犬ですが、仕事中に突然声をかけたり食べものをあげたりすると補助犬の気が散って事故の原因にもなりますので、そっと見守ってあげてください。また、使用者の方が困っているようであれば「何かお手伝いすることはありますか?」と声をかけてください。体に障害のある人の自立と社会参加を助けるためにも、補助犬への理解を深めましょう。
と、「政府広報オンライン」に書いてありました。(ほとんどコピーしました。)
補助犬使用者である障害のある人が近所にいれば身近なことかもしれませんが、ほとんどの人は障害のある人と関わることもなく、まったく関係のない話のように感じられるかもしれません。しかし、未来は分かりません。もしかしたら、悲しいことに事故にあって自分や身内、仲の良い人が障害者となり、補助犬を必要とするかもしれません。
私は犬が好きで、働く犬がスゴイというところから補助犬に興味を持ちました。
きっかけはいろいろあります。もし、補助犬ユーザーに出会ったときにちゃんと対応できるようにちょっとだけ補助犬ってこんなんだったよね。というのを覚えていてもらえたらいいかなと思います。