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マヤ

『W旦那+(プラス)』 TAKAOMI46 三代目妄想劇場ショートストーリー

2018.09.15 23:00

「たぁくん、今日は髪が立っててカッコいいね」




「これねぇ、パーパがしゅるの」




「たぁくんはおとーしゃんのしょんまげがいーのよ」




「しょんまげ?…はて、なんだろね?おばあちゃんの知らない言葉だね」




「あのねぇ、きゅってね、かっけぇのよ」




隆臣は臣のちょんまげのことを言っているが、伝わっていない。




「ばーば、おねーしゃんまだポンポン痛いの?」




「心配してくれるのかい?たぁくんは優しい子だね…」




「たぁくん、おねーしゃんとこいくよ」




「ありがとね…でもそれは難しいね」




「おねーしゃんに痛いの飛んでけーってしゅるのよ」




「…ありがとう」




「ばーばもポンポン痛いの?」




ハンカチで涙をぬぐう老母の前に立ち、その顔を隆臣が覗きこんでいる。




その膝に小さな手を乗せて首を傾げた顔が、まるで天使のように愛らしくて、一層感情が込み上げてくる。




「すみません、ありがとうございました」




声に気づき顔を上げると、隆臣の後ろに二人が戻っていた。




「たっくん何か言いました?大丈夫ですか?」




「とても優しくて可愛い坊っちゃんですね」




「おとーしゃん、ばーばもどこか痛いのよ」



隆臣がおとーしゃんと呼んだ方を見上げると、トップの髪を一つにまとめて、ちょんまげスタイルにしている。




「ああ…しょんまげって」





母は泣き笑いになった。




涙がおさまるのを待ってから、隆二が切り出した。




「娘さんに会わせてもらえませんか?」





つづく