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築100年の町家で暮らす

越前蕎麦

2018.09.15 01:37

こんにちは。

最近、何かと忙しくバタバタしておりまして、なかなか家の事ができておりません。

そんな慌ただしい中、福井県は武生市へ出張に行って参りました。

松江を朝6時に出発して到着したのがちょうど12時前。

上司に美味しい蕎麦屋があると連れて来て頂きました。

御清水庵 

武生駅から徒歩5分にある越前そばの店御清水庵。

吉備団子

越前そばと言えばおろし蕎麦がスタンダードとのこと。

早速注文し待っている間にサービスの吉備団子が出て来ました。

暖かくて美味しいお団子。

おろし蕎麦 大盛り

香りが高く太めの田舎蕎麦

並か大盛りか一瞬迷いましたが大盛りを注文する事に。

蕎麦が太いせいか量は少なく、大盛りでも並ぐらいの量に感じます。

早速頂こうと蕎麦に箸で薬味を乗せ、からみ大根の入ったかえしの中に1/3程度

投入し一気にズズッとすすり上げました。蕎麦も香りが高くモチモチした歯ごたえで

からみ大根のかえしとカツオ節がよく合います。

とここで上司から一言『これかけるんですよ・・・』と福井訛りの効いたアドバイスが。

『これっ、かけるんですか??』蕎麦猪口で出されたかえしをまさかかけるとは。。。

すかさず『まさかザル蕎麦もかけるんですか???』と私。

『ザル蕎麦はつけるんですよ』と上司。ん〜何でだろ〜。

それでは仕切り直し、改めてかえしを全体にぶっかけ、その上に薬味を乗せて

一気にすすり上げると2口目あたりでからみ大根が本領発揮しだします。

かえしを全部ぶっかけた事を後悔しながら、むせないように細心の注意を払いつつ

美味しく完食いたしました。

そばが太く香りの高い田舎蕎麦なので普通のかえしでは負けちゃいますよね。

是非今度はビールと一緒にやらかしたいですね。

あと店内にも至る所で拘りが見られました。

洗い出しの床と真鍮の目地

店内の床には左官の伝統技法の洗い出しが蕎麦屋の雰囲気を引き立てます。

お客さんが雨の日に滑らないようにと店主のご配慮でしょうね。

洗い出しも面積が大きくなるとクラックが入るため目地が必要となりますが、

この目地が曲者で、建物の雰囲気や味わいを壊してしまうように感じます。

そこを損なわない為に真鍮の目地を選択するとこは店主の粋な拘りなんでしょうね。

拘りがある人からは良い物が生れます。

その時の世の中の流れに惑わされずに本質を追求する人に自分もなりたいな。