【アーユルヴェーダレメディ】発熱について
こんにちは
ミナエルヨガ 、ミナです。
風邪が流行っているらしき今の季節
これから年末にかけて忙しくなる。もしくはすでに忙しいこの時期に
体調不良はメンタルをもさげてしまう。
特に発熱を伴う風邪症状は身体的にも辛い。
皆さんは発熱した時どうしていますか?
病院に行ってお薬をもらって寝る?
食事はお粥やうどんを食べる?
私はそうやってきた思い出があります。
さて今回この発熱を
アーユルヴェーダ的視点で回復までのプロセスを覗いてみようと思います。
また新たなレメディ(改善策・治療)が見つかるかも?
・発熱はアーマの発生からなる
そもそも発熱は体内に蓄積されたアーマ(未消化物)が悪さをしていると考えられている。
未消化物。これは食べ過ぎ、消化に重たいものばかり摂取する、前食べた食事が残っているのにまた食べる。など
消化されない食べ物はアーマとなり体内に滞っている
そのアーマの蓄積がドーシャバランスを崩し、体調不良や発熱など身体に不調を及ぼしていく。
それはまさに排水口にこびりつくヘドロのように。
・発熱には3段階ある
1)発熱初期3日間 ・・・ アーマがある状態
2)4日〜1週間経過
3)1週間以上経過 ・・・ アーマがない状態
この3段階で重要になってくるのは食事
まず1)の段階では断食することがすすめられている。
なぜかというと発熱はアーマの蓄積、アーマを取り除くために身体が戦っているのに邪魔してはならないのだ。
王国のため戦場で戦っている戦士に王様が「遊んで〜」と言っているようなもの。
食事をするのは段階が2)に入った頃。つまり4日以降は口にしても良いよ。となる。
ただし口にするのは重湯。もしくはお粥。
ここで「やったー!」と消化に重たい焼肉とか食べてはいけない。
戦場での激しい戦いが終わりクタクタの戦士に「あの丘まで競争だ〜」と言っているようなもの。
その後3)のフェーズに入っていくとアーマがない状態になり自然と治癒していく。
もしくはこのフェーズでも熱が下がらない場合、初めて下熱剤を使用することになる
・発熱には意味がある
上記を踏まえると、理由なく身体が熱を出しているわけではないことが何となく理解できる。
身体の中で何かあってその問題を解決しようと一生懸命身体が戦っている。
戦うということは、熱量があるということ。
戦う熱意があるということ。
王国が滅びてしまうかもしれない危機的状況を回避しようと戦っている熱意ある戦士に「まー落ち着いて」と言える王様はいなかったはず(そう願いたい)
なのでアーユルヴェーダでは初期段階で下熱剤は原則使用しない。下熱剤を使用することで発熱後、副作用が出てくる。
これは私たち身体は、そもそも自らを治す力が備わっているからに他ならず、なるべく自然に身を任せながら治療していきましょう。というのがアーユルヴェーダの考え方である。
もちろん、この治療法が全てではない。
なんとなく発熱は気持ちも悪いし、嫌だし、早く治したい気持ちが強くなる。
でも、ここで無理やり押さえ込んでしまうよりも何か神様が「ゆっくりしてくれ〜い」と言ってくれているのだと言い聞かせ、自分を社会から少しお休みしてしまうのも良いのだと思う。
スピリチュアル的にも、発熱は身体の浄化だとも言うし、熱が悪者だと一概に思えなくなる。
身体の声を聞いてみる。
心の叫びに寄り添ってみる。
それらを受け取った後、自然と周りにも優しくなれる。寄り添える。
今回は発熱について、アーユルヴェーダ的レメディをお伝えしてみました。
それでは〜!
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