ゆうちょ銀行の上場にあわせてようやく銀行株が動き出した。
要点は3つ
1つ目はゆうちょ銀行上場時に類似銀行であるメガバンクの純資産倍率を高めること。現在の一倍割れ水準ではゆうちょ銀行上場時の株価が過小評価され、財務省の売却益が確保されない。
二つ目は、
自己資本規制。
スチュワートシップコードやコーポレートガバナンスの圧力もあり、経済産業省は成長戦略の中で持ち合い株の解消を進めている。この事により、メガバンクが含み益で保有する持ち合い株を売却することで自己資本に厚みが生まれる。厚みを増した自己資本は、将来の配当、自社株買いに繋がる。
3つ目は、BIS規制へのルール変更。
これは観測ベースの話しではあるが、BIS規制がどうも国別の解釈で適用するよう。これまでBIS規制により、銀行株が敬遠されてきたが解消の動きへ。
画像は、メガバンク指数を日経225で割ったものと、その200日線で構成。
メガバンク指数が指数が日経225よりパフォーマンスが向上すれば、指数は上昇する。現在長い横ばいの動きからようやく200日線を超えてきたところ。
2005年にも同様に200日線を超えて、乖離現象が起きた事や、上記3要件から銀行株には強気で望むべきだろうと思う。
ゆうちょ銀行上場時にメガバンクの純資産倍率を高める必要があるのであれば、同様に生保も買われてしかるべき。
この場合、円高だからと言って株売りしてると痛い目に遭うのでその点も考慮したい。