IFA Cancun
22日から、メキシコ・カンクンで開催されいてるIFA(International Fiscal Association)の大会に来ています。今日25日は大会3日目で、明日が最終日です。
IFAは1938年にオランダで設立された学術団体で、これまで国際税務の分野で議論の発展に貢献してきました。今では世界118カ国から13000人のメンバーを擁する組織になっているそう。
私は2019年のロンドン大会に参加して以来、今回が2回目です。さすがにコロナ前だったロンドン大会と比べるとカンクン大会の参加人数は少ないように見受けます。とはいっても数百人はいる感じです。
4日間にわたり、様々なトピックで研究報告があり、最新の国際税務に関する議論に直接触れる貴重な機会でした。特に、租税条約に関する解釈の誠実性の議論や、最新のGloBEルールに関する報告は参考になりました。
ところで今回の渡航は、羽田から米国ヒューストンで乗り継ぎメキシコ・カンクンに降りるルートだったわけですが、かなりハラハラする旅でした。ヒューストンではトランジットだけなのでESTA(米国の事前Web入国審査)は必要ないと思い込み申請してなかったんですが、羽田に向かう神戸空港のカウンターで、ESTAが要ることを告げられました。
あわててその場でスマホから申請しましたが、ヒューストン行きの搭乗時間までにESTAが承認されない場合は、ヒューストン便に搭乗できないとの恐ろしい説明。それを承知のうえであれば、どうぞ羽田便に乗ってくださいとのこと。まさかの渡航失敗という結果がよぎりました。
羽田での乗り継ぎ時間にも余裕がなかったので、ESTAが間に合わない可能性が大きく、正直言って一時絶望状態となりました。が、なんと羽田到着とほぼ同時にESTAが承認され、ギリギリで危機を回避できました。その割には羽田でもヒューストンでもESTA承認画面の確認手続がなかった気がするが、どちらにせよ、無事にIFAカンクンに参加できて本当によかったです。
明日帰途につき、また20時間以上かけて、くたくた状態で28日土曜日に神戸に帰ります。
📷Moon Palace Arena
【memo】なぜ乗り継ぎだけで空港から出ないのに米国入国審査がいる?費用も3000円もかかる。通行料のようなものか。それに比べメキシコの入国はとても楽だった。