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Kazu Bike Journey

東京 - 小豆島 (往路) 05 (25/10/23) 豊橋 - 一の宮

2023.10.25 20:30

東海道 豊橋 - 一の宮

走行ログ



豊川、上波津橋

宿を出発し北に進む。道すがら面白い消火栓の蓋を見つけた。豊橋が発祥地と言われる手筒花火のデザインになっている。

道を進むとすぐに豊川に出る。ここに架かる上波津橋を渡る。


豊川放水路、崎山橋

上波津橋から少し進むともう一つ川があった。豊川放水路と書かれている。豊川のたびたびの氾濫で浸水被害があり、それを防ぐために1965年 (昭和40年) に着工し、27年の歳月を経てこの豊川放水路が造られたそうだ。ここに架かる崎山橋を渡ると豊川市になる。

道沿いには旧街道沿いに見られる旧家 (写真上) があったので、この道は昔の街道だったのだろう。この後、道は国道1号線に合流する。そこに双体道祖神が二つあった。新しく交通安全のために造られたものだ。観音像や地蔵尊が交通安全のために造られているのはよく見かけるのだが、道祖神は初めてだ。今回の旅では道沿いに道祖神をよく見かける。この地方では道祖神信仰が根強いのだろうか?

国道1号線の歩道を走る。車道は大型トラックが猛スピードで走り、危険を感じる。歩道で豊川市のマンホール蓋を見つけた。カラフルなものは数が限定されているので、通った道では見当たらなかった。ちくわの店があり豊川名物と書いている。ちくわが豊川の名産とは知らなかった。


本宿 (もとしゅく)

国道1号線を進み岡崎市に入る。ここには東海道五拾三次の藤川宿と赤坂宿の間の間宿の本宿が置かれていた。国道1号線に宿場入り口の門のモニュメントが置かれて、旧東海道への道しるべになっている。旧東海道を進む事にする。

本宿を抜ける所は松並木が残っている。

旧東海道は国道1号線に合流する。道沿いには田圃が広がり稲穂が黄金に輝いている。


藤川

国道1号線から、また、旧東海道が分岐する。ここには東海道五拾三次の37番の藤川宿が置かれていた。昔ながらの家屋が多くある。


旧東海道は松並木になり、国道1号線に合流。


乙川

小さな川だが川の流れが綺麗だったので写真を撮る。乙川という川だ。


岡崎市内

国道1号線で岡崎市の中心部に入る。ここには東海道五拾三次の38番の岡崎宿があった所。前回は岡崎は二日かけて巡った。その時に見た市役所、岡崎市立郷土館、岡崎城や八丁味噌倉街などが道路沿いにあった。

岡崎では幾つものご当地マンホールに出会した。


矢作橋

八丁味噌蔵街の西には矢作川が流れている。矢作橋を渡ると藤吉郎と蜂須賀小六の出会いの像が置かれている。


池鯉鮒宿 (ちりゅうしゅく)

安城市を通り知立市に入る。国道1号線から旧東海道が分かれるとそこには東海道五拾三次の39番の池鯉鮒宿が置かれていた。ここで昼食をしていると、住友生命の保険のおばちゃんが来て、飴を差し入れしてくれた。知立は在原業平がかきつばたの五文字を折句して唐衣の歌を詠んだと伝わる。それでマンホールの蓋はその歌とかきつばたのデザインになっている。池鯉鮒宿を抜けると再び国道1号線に合流する。ここに逢妻川に逢妻橋が架けられている。


名古屋第二環状自動車道

国道1号線を進むと名古屋第二環状自動車道が見えてきた。名古屋市を取り囲む道になる。ここから名古屋市に入る。


熱田神宮

暫く国道1号線で名古屋市内に向け走り、19号線に曲がったところに熱田神宮があった。ここも前回の名古屋滞在中に訪れている。


堀川、住吉橋

熱田神宮の西には北から南の名古屋港に流れ込んでいる堀川がある。ここに1937年 (昭和12年) にかけられた三連アーチの住吉橋が架かっている。堀川には多くの橋が架かっているのだが、ほとんどは戦後架け替えられてしまい、住吉橋は戦前の姿を残す貴重な橋となっている。


松重閘門

堀川沿いを北に進むと堀川と中川運河とを結んでいた松重閘門が維持保存されている。パナマ運河と同様の閘門による水位調節を行う松重閘門は1930年 (昭和5年) に建設を開始、1932年 (昭和7年) から供用が開始され、東洋一の大運河とか東洋のパナマ運河として名古屋名物の1つとなったという。水上輸送から自動車輸送に物流の中心が移行すると閘門の必要性も減少し、1968年 (昭和43年) に閉鎖、1976年 (昭和51年) に公用廃止となった。


名古屋駅

道を北の進むと名古屋駅になる。駅前には高層ビルが立ち並び、人で混雑している。


庄内川

名古屋駅を抜けて名駅通り (名古屋市道広井町線) を進むと庄内川にぶつかる。この川は名古屋市の境で、橋を渡ると清須市になる。ここには前回の東海道の旅で訪れ、清洲城や街並みを散策している。


一の宮

そろそろ、日が暮れかけている。庄内川から今日の目的地の一の宮まで、寄り道をせずに走る。途中で日没となった。