オペラ『椿姫』を映画で堪能! 第36回東京国際映画祭レポート―なつほblog
トラヴィアータ/1985・椿姫<デジタル・リマスター版> ©2023 TIFF
みなさん、お久しぶりです。
『東京FUNコンシェルジュ』のレポーター なつほ です😄
季節は巡り、今年もまた東京・日比谷にあの祭典がやってきました。
そう、東京国際映画祭(TOKYO INTERNATIONAL FILM FESTIVAL)です!
今年でなんと36回目。
(実は去年もレポートさせていただいた私。
覚えているよ!という方、ありがとうございます!跳んで喜びます!)
この東京国際映画祭では様々な作品が上映されるのですが、あまりにも数が多く、どれを観るか迷ってしまいます。
そういうときは、
・世界中から寄せられた作品の中から、厳選された15本が上映され賞を競い合う、映画祭ならではの『コンペティション』
・長編3本目までのアジアのフレッシュな監督の10作品を、世界に先駆けて上映する『アジアの未来』
・日本公開前の最新作14本をプレミア上映する『ガラ・セレクション』
・世界の映画界の傾向を示す作品を中心に上映する『ワールド・フォーカス』
・特に海外に紹介されるべき日本映画がセレクトされた『Nippon Cinema Now』
などなど。
まずは部門から選ぶのがオススメ!と言いたいところですが、部門も数が多いので結局悩む(笑)
ちなみに私は、ワールド・フォーカス部門で、
イタリア映画の巨匠 フランコ・ゼフィレッリ監督の生誕100周年を記念して上映された
『トラヴィアータ/1985・椿姫(デジタル・リマスター版)』を堪能。
普段、あまり映画館で上映されることのない名作とあってドキドキしていましたが、
見事に圧倒されました!(笑)
目に映るもの、耳から聞こえてくるもの、伝わってくる感情全てが、
それはもう美しく愛おしいのです💐
技術が発達してクリアになった現代の作品も、もちろん素敵ですが
色褪せている映像、少しくぐもっている音声、どこかぎこちない場面の移り変わりが生み出す味わいは、当時の作品でしか感じられないものですね。
(華やかなセットやドレス衣装も憧れるなあ。)
そして、テレサ・ストラータス(ヴィオレッタ役)とプラシド・ドミンゴ(アルフレード役)というオペラのスター歌手の競演を、38年の時を越えて楽しめる素晴らしさと言ったら…👏。
何より、どんな悲劇に見舞われようとも健気さを失わないヴィオレッタが、今の私には心強い存在となりました。
大袈裟ではなく、この作品を観ることができて本当によかったです。
映画祭は11月1日(水)まで続きます。
映画だって一期一会。
ビビビときた部門の中から、さらにビビビときた作品を観てみましょう✨
最後まで読んでいただきありがとうございます
以上、なつほでした!
【裏話】
上映が終わり外に出ると人の列が…。
なんとそこには、コンペティション部門に出品されている『タタミ』の、
ガイ・ナッティヴ監督と、ジェイミー・レイ・ニューマン プロデューサーの姿が!
こんな機会はないとサインを書いていただき、写真まで撮っていただきました😭
それだけでは終わりません。
ふっと横を見ると、あの斎藤工さんがいらっしゃるではありませんか!!!
ナチュラルなのにかっこいい。
びっくりしすぎて夢かと思いました(笑)
でも、こんな体験ができるのも“東京国際映画祭だからこそ”ですね。
今年は総勢2000名もの海外ゲストが来場予定とのこと。
会場に行けば会えるかも〜✨