辻監督の勝利だった、天王山第1ラウンド
追う方より追われる方がプレッシャーになる
と言われることが多いペナントリーグ。
11.5ゲーム差から追い上げるソフトバンクホークスは、
プレッシャーよりも勢いで日本ハム、西武を撃破し、
とうとう3.5ゲーム差と首位に手の届くところまできての3連戦。
普通なら焦ってしまうのが首位の方だが、
昨日の試合見る限り
プレッシャーを感じていたのは
制球が乱れまくりの千賀であったり
パスボールにバントの失敗とミス続きの甲斐であったり
投手継投にミスが応じた首脳陣だったりと
西武ライオンズが強かったというより(もちろん強かったけどね)
ソフトバンクホークスが自滅した。
そんな印象を受けた天王山第1ラウンドだった。
初戦の先発投手は
ソフトバンクは11勝のエース千賀
西武は0勝の郭。
なぜ菊池をここで使わないんだ!
といった声を何人かの解説者が書いていたが、
これが辻監督の優勝するための作戦。
ここが大事となれば
普通なら
菊池、十亀とシーズン通して活躍した投手を使いたくなる。
ところがこの3連戦の先発は
今季0勝の郭に
4勝の今井とウルフ。
14勝の多和田、9勝の榎田は無理にローテを崩してまでホークス戦にはぶつけない。
その逆にぶつけてもいいはずのローテの菊池と十亀は避ける。
西武はソフトバンクとの戦いの前に1試合だけ楽天と戦った。
この楽天戦で菊池が勝利。
ソフトバンクとの3連戦が終わると
日本ハムと2連戦。
さらにロッテと3連戦。
辻監督の頭では
楽天には勝つ
ソフトは最低1勝2敗
ハムとロッテで4勝1敗
くらいの計算があるのでは?
これでいくと6勝2敗。
ソフトバンクが西武に2勝したとしても
そのあとは千葉、札幌、そして福岡とけっこーきつい日程。
6勝2敗、または5勝3敗でいっておけばゲーム差はこれ以上縮まらない。
そう考えての菊池、十亀回避とした・・・と勝手に推測する。
「絶対勝つ」のソフトバンクに対し、
「昨日菊池で勝って3.5にしたから全部負けたってまだ首位だ」
の西武。
そしてこの前の3タテと違い会場はホームの西武。
チケット売り切れ満員だったそうで、ホームの声援の中のびのびしてたなぁ。。。
ま、昨日は完敗。
エースが打たれ4番が打てない。
しゃーないしゃーない。
と開き直っての第2ラウンドといきましょう。
そして・・・
大竹も西武は3回目。
早く打たれる可能性もある。
継投はしっかり。
ブルペンとの連絡を密にしてほしい。