インド・コルカタ巡礼の旅③
今回は、インドの近代聖人、Sri Ramakrishna Paramahamsa(ラーマクリシュナ)ゆかりの聖地を巡礼する旅でした。
田中嫺玉先生の「インドの光」というラーマクリシュナの伝記がありまして、これがめちゃくちゃ面白い。
(ラーマクリシュナの本は、日本ヴェーダーンタ協会からたくさん出ていて、それぞれ興味深いんですが・・・面白さでは嫺玉先生がダントツです!)
で、これらの本でしか知らない、ラーマクリシュナの生誕地「カマルプクル」、それから精神的伴侶と呼ばれたSarada Devi(サーラダー・デーヴィー)の生誕地「ジャイランバティ」を巡りました。
どちらもラーマクリシュナ僧院(ベルル・マト)からバスで3時間半ほどかかります。
いくつもの街を通って、どんどん田舎に向かいます。
カマルプクルは、ベルル・マトの、とにかく巨大で静かで荘厳な雰囲気とは違って、本当に地元の人達(と、ラーマクリシュナの熱心な信者)が集まるお寺、という感じ。聖堂も小さくて、正面の像(仏教でいうご本尊)までの距離も近い。礼拝して歌う人達も、かしこまった感じがないというか・・・みーんなラーマクリシュナ大好きなんだなあ!と実感しました。
周りには、子どもの頃遊んだ池や学校(あずま屋のような場所)、小さな礼拝堂などもあり、すべてが聖地とされています。
オートリキシャで見て回り、夜の礼拝の後、この日はエーカーダシー( 月の満ち欠けのそれぞれ11日目に訪れる日で、断食したり特別な礼拝をする日だそうです)で、皆さん延々とラーマを讃える歌を歌っていました。聞き覚えのあるところだけ一緒に大声出したりして、ずーっと歌って聴いて、ちょっとトランス状態になったりして😱
ジャイランバティは、サーラダー・デーヴィーが女神様として祀られていて、私はそれまで、あまりこの方のことを知らなかったのですが、夫であるラーマクリシュナが天に召された後、残された弟子達を30年以上導いて、「ホーリー・マザー」と呼ばれていました。
この方には子どもはいなかったのですが、夫の弟子達からお母さんと呼ばれ、周りのすべてを我が子のように慈しんだと言われています。
ホーリー・マザーの聖堂はとても温かな雰囲気で、ご本尊もお花でめいっぱい飾られて、四隅に置いてある聖水も、花の香りがすごく強くてなんとも女性らしい。
素敵な寺院でした。ここでの礼拝も地元民でいっぱい!愛されてるなあ。
さて、このあたりで調子を崩す人が複数出まして、結構心配したり、スケジュールを変更したり、いろいろあったのですが・・・この時点ではまだ自分は大丈夫でした。
仲間が回復した後、安心が油断に繋がって…
つ・づ・く!