極東メランコリー

BUCK-TICKの櫻井氏が亡くなった。

え？お前興味ないじゃん、と言われるかもしれないが、意外とそんなことはない。Six/Nineはいまだにフェイバリットなアルバムの一つである。ナインインチネイルズみたいだな、と当時思ったものである。その中でもデタラメ野郎という曲は当時の自分の心情とマッチしており、大変好きだ。「水のこの俺は下水管の中 仰向けで歌うみんな見ててくれ」

話は変わるが。

俺はバンド名やら曲名などをつけるのがあまり得意ではない。むしろ苦手な方だと思う。しかし人生40数年、これは！と思うタイトルをつけたことが数回だけある。

最も自信があるのは、自分で開いたイベントのタイトル『極東メランコリー』だ。

もう10年以上前のイベントだが、俺に関わった人は割とこの名前を気に入ってくれている。我ながらよくできた名前だと思う。

しかし、後で気付いたのだが、この名前には元ネタがある。

この音源は購入していないのだけれど、、多分タワレコで見たんだろう。極東より愛を込めて。当時の俺はそんな気分だったのかもしれない。

ちなみにメランコリー、という言葉はイースタンユースから、だった気がしていたがどうやら違うようだ。そんな曲はなかった。じゃあベタにスマパンか？と思うだろうが、それはない。うーむ。何だったんだろうな。思い出せない。

当時の俺といえば、持病が最もひどい時期で、、、相当しんどかった。飲むしかなかったし、それがさらに病状を悪化させていた。支えになってくれたのはNTFのメンバー、と福永君。彼はなぜか毎週家に来ていて、、何だか楽しかったな。他にも誰かいただろうけど、ごめんなさい、全く出てこない。

そんな時期に開いたイベント、極東メランコリー。なぜ開いたのかもわからん。意地だったのだろうか。成功したかどうかも覚えていない。でもギャラは多少出た気がするから、まあ成功したんだろう。

Vol.2は何年もしてから開催したが、昔と違ってどこか祝祭のような。そんな雰囲気で悪くなかった。

最近では極東メランコリーという曲を作ろうか、と思っていたほど気に入っている名前ではあるし、櫻井氏の影響は多少なりともあるわけだ。冥福を祈る。