ローマ皇帝アウグストゥスとイエス誕生の地の関係
世界史とクリスマスがクロスする、そんなお話。
こんな絵本を読みました。
日本で今のようなクリスマスが広まるずっとずっと前、
世界には色々な『冬の伝統的な慣習』がありました。
この本には
古代ローマの人や、北欧やヨーロッパ北部の人がもともと祝っていた冬のお祭りのことも含め、現在のようなクリスマスの形に至った経緯が書いてあります。
そのあたりもとても興味深いのですが、
イエスのことについてもしっかり触れています。
時のローマ皇帝アウグストゥスが、領土内の人口調査をする目的で、男たちは故郷に帰れという政策を出したのだそうです。
それで、当時ナザレという街に住んでいたヨセフは、いいなずけのマリアとともに故郷『ベツレヘム』へと帰ります。
でもベツレヘムの街はどこも宿屋はいっぱい。
それゆえマリアは馬小屋でからだを休めることになり、イエスを出産するのです。
その12日後の1月6日、『東方の三賢者(博士)』がイエスに贈り物を捧げにきます。
(クリスマスは11月の末から1月6日まで続くのが一般的なんですって。)
名前はカスパール、メルキオール、バルタザール。バルタザールは黒い肌だったとのこと。
贈り物の中身は、私たちアロマセラピストなら絶対に知っています。
黄金と乳香と没薬
乳香はフランキンセンス
没薬はミルラ
両方ともカンラン科の木を傷つけてとる樹脂で、水蒸気蒸留法で精油を取り出すことができます。
私はフランキンセンスの香りが好き。
教会での映像でよく見る、もくもく煙が出ているあれは、
フランキンセンスを焚いているもの。
樹脂特有の重たい香りに、フランキンセンスはシトラス調が加わります。
大人は癖になっちゃう香り。
フランキンセンスもミルラも、精油としてだけでなく樹脂のまま手に入ります。
ポプリの保留剤として広く使われているためです。
アロマテラピーやハーブを扱う大きめなショップにあるので、気になった方はぜひ足を運んでみてください。
「ハーバルキッチン」レッスンでは10月からクリスマスの準備が始まります。
お楽しみに!