推奨、瀬戸内海テッパンクルーズ(希望峰、AOの風に乗って!)最終日(広島、沖野島)
(事務局よりの投稿記事)
★7日目「呉港(クレイトンホテル桟橋)」→「沖野島マリーナ」
7日目、この「沖野島マリーナ」が最終泊地となっていました。動画ではこれまでのクルーズを振り返りながらの打ち上げ会が記録されていましたが、途中の航程の紹介がなかったのでこの泊地まで「呉、クレイトンホテル桟橋」からどのようなコースを取ったのかわかりません。ご案内クルーズであれば「呉」→「自衛艦遠望」→「厳島神社」(上陸、もしくは洋上参拝)→「沖野島マリーナ」というコースが浮かびますが、実際のところはどうだったのでしょうか。
打ち上げ会の動画シーンには、「効率よく瀬戸内海をご案内いただきありがとうございました」という音声も入っていましたから、各艇の皆さんは瀬戸内海クルーズをしっかりと堪能できたのでしょう。
さて、最終日の泊地となった「沖野島マリーナ」ですが、陸から行くと公共輸送の手段は無く車でしか行けない不便なところです。しかし、海から向かえば「広島観音マリーナ」、「厳島ビジター桟橋」から間も無くの距離で、緑に囲まれた入江に設けられた美しいマリーナです。掲載した上記2点の写真からも十分に窺い知れると思います。
「沖野島」は広島湾に浮かぶ島の一つですが、大都会広島の喧騒からさして離れていないところの穴場の泊地ともいえます。「広島観音マリーナ」のヨットオーナーから「夏なら食材買い込んで、海からアプローチしてBBQしての一泊2日のクルーズ」で人気の目的地と聞きました。海も大変に綺麗で高級ブランド牡蠣の養殖地としても有名な「大黒神島」の東隣に位置しています。ただでさえ牡蠣の養殖いかだが多見される広島湾ですが、ここへのアプローチに際しては、それにもましての牡蠣いかだに対する十分な見張りが必要になります。
マリーナと言っても岸壁に囲まれる都会風のマリーナではありません。ちょっと見には南の島にこぢんまりと存在するローカル色の強いマリーナに見えます。一方で、食料の調達や外食はここでは全くできません。全て持ち込んだ方が無難です。
一般的には、広島湾(広島市)を「仁尾マリーナから」訪れるコースとしては「厳島ビジターバース」にまずは着けて、「厳島神社」を参拝、その後目と鼻の先にある「広島観音マリーナ」に向かって泊地とし、夜はマリーナ始発のバスに乗って広島市内(有名なのは銀山町)の夜を楽しむという流れだと思います。
きっと案内役のT氏は前の晩に「呉」に入って夜を楽しんだので、最終日は原点に立ち返って自然味溢れる泊地として「沖野島マリーナ」を選択したと想像します。例えば「銀山町」まではバスと徒歩で30分以上かかり、帰りはバスがなくなるのでタクシーしか足が無くなります。その点、「呉」はすべて徒歩圏内、それもホテル泊であれば酔っ払ったおぼつかない足で桟橋を歩くリスクも発生しません。呉での夜探訪の方がナイスな選択かもしれません。
翌日は出発地となった「仁尾マリーナ」に真っ直ぐに戻る航程をとった様ですが、「沖野島マリーナ」から「仁尾マリーナ」までは距離にして6〜70マイルもあります。足の遅いヨットで1日で日没前に戻れるのか心配になりましたが、エンディングロールは「西からの追い風に恵まれて無事に帰港できました」的に表現されていましたから、平均8ktぐらいで快走できたのではないでしょうか。そうであればこの7泊8日のクルーズ、最初から最後まで最高についた航海になったと考えます。皆さんの普段の行いがいかに良いかがわかります。とにかくラッキーな航海だったと思いました。皆様お疲れ様でした!