オカルト・ブルース
2018.09.17 00:01
オカルト・ブルース
2004/03/15
( ビデオ )
香港・ジェフ・ラウ監督もの第四弾。
原題は「屍家重地」
この日本語タイトル、どうにかならないでしょうか~
オカルト・・・かもしれませんが、どこが「ブルース」なんでしょう????レンタルビデオ屋でもホラーの所にあったし。
確かに、始皇帝のミイラが出てきて、ゾンビが出てくるのですが、基本的には、お笑い冒険活劇です。
始皇帝のミイラは顔はメイクしてても「人間」そのものだし(笑)
弱いし(笑)女のゾンビたちもユーモラス(笑)とても可愛かったりします。
ジェフ・ラウ監督らしい、唐突な映画の出だし、脱線していく人間関係、凝ったセット、訳のわからない設定、
最後の冒険と対決。
しかし、この監督のグレートな所は、ワンパターンにならないことですね。続編、似たような設定、筋書き、
同じ役者さんを使うことはしないで、「脱線していく話をきちんとまとめる」
今回は京劇の劇団員たちとおまぬけ刑事たちが、最後は一致団結して始皇帝のミイラと舞台装置を上手く
使ってあの手この手で、対決っていうか、やりこめる騒動。
何故、いきなり劇団の人が次々おなかをこわすのか?チェン刑事は顔が青くなってしまうのか、ゾンビたちは
月光に左右されるのか? わからないのですが、それちゃんと伏線になっていきます。
最後の対決では、京劇の格好いつの間に(笑)しかも戦いながら衣装替え(笑)とても楽しい娯楽映画です。