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安倍総裁「皆さんが世界を変えていく」、石破元幹事長「個人所得を三割から五割伸ばしていく」と|自民党総裁選公開討論会

2018.09.18 00:05

【政治報道】 平成三十年九月十四日に東京・永田町の自民党本部にて同党の青年局及び女性局は『自民党総裁選公開討論会』を開催した。記者クラブの討論会とは異なり、こちらはWeb媒体も取材ができた。


立候補した安倍晋三(甲午) 総裁と石破茂(丁酉) 元・幹事長が所見発表演説を行った。安倍候補は相次ぐ災害からの復旧・復興に全力で取組むと共に、防災・減災・国土強靱化の為の緊急対策を次の三年間で集中的に行うと主張。「平成の、その先の時代に向けて日本の明日を切り拓いていく。」と力強く訴え、教育無償化や働き方改革等を更に進めていく方針を示した。改憲については、「自衛官が誇りを持って任務を全うできる環境をつくるのは我々の責務だ。」と述べた。


石破候補は先ず、経済再生に言及。「地方の中小企業や農林水産業には無限の可能性がある。」と述べ、その可能性を引き出す事で「国民一人ひとりの所得を上げ、消費を増やし、経済の好循環を確立していく。」とした。災害対策では「全ての市町村が同じ体制で対応できなければならない。」とし、専門の大臣等で構成される防災省の創設を訴えた。改憲では、「憲法に向き合う事は国家に正面から向き合う事だ。」として、改憲の意義を強調した上で、自衛隊の再定義や合区の解消等の議論を進めていく考えを示した。



<若手への二人のメッセージ>

 質疑応答では都道府県連代表、女性局国会議員代表、青年局国会議員代表、都道府県連と学生部員が質問を行い、両名が各々の考えを返答した。学生部から問われた「十代・二十代に対し、期待する事、応援メッセージを下さい。」に対し、安倍候補は「皆さんが何を為すか、に日本の未来が懸っています。皆さんが世界を、日本を変えていくという大きな志を持って頑張って頂きたい。」と、期待を示す応援メッセージを伝えた。一方の石破候補は「政治は真剣に語りますから。真剣に語りましょう。如何にして付加価値を上げるか。貴方が安倍総理だったらどうするかを考えて。」と述べ、更に「友達との時間を大事に。飲める酒は飲んでおいた方が良い。」とアドバイスした。


またニコニコ動画のユーザからも質問を募った。選ばれた質問は「国民に大きな夢を与えてくれる政策・ビジョンを示して欲しい。」というもの。安倍候補は「今まで何故夢を持てなかったのか。人口減少等による諦めの壁があった。人口減少しても成長したんです。これからは人生百年で考えて色んなライフステージでチャンスがある。皆に活躍の場がある日本にしていきたい。」と答えた。


石破候補は「実はこの国には夢いっぱいの地域や会社を見ました。わくわくしました。どうせ出来やしないさでなく、どうやったら出来るか。世の中をどう変えるか、一人一人が何をするか。こうしたら良くなるね、というのを政府と一緒に一体感を持つことで夢は必ず叶う。」 と答えた。

最後に共に戦う同士として握手を交わした両名。総裁選の開票は二十日。


撮影記事:岡本早百合