ただ淡々と
Maribrengaëlです。
毎年、オリオン座流星群の極大を迎えたあとくらいから秋がぐっと深まり、夜空の解像度が高くなります。夏の暑い日々を思い出すと、やはり季節は移り変わっていくものだ…と心から実感できます。
季節と同じように、私たちの状況も日々刻々と変わっていきます。大変な出来事が起こっていたり、途方もなく同じことが繰り返されている流れの中にいたりすると、永遠にそんな日々が続くのかとつい思ってしまいますが、そんなことはありません。私たち自身も状況も、季節と同じように必ず変わっていきます。同じように見えている夜空の星や月も、同じように見える昨日の自分と今日の自分も、全く同じではありません。
物事は継続していくうちに変化していきます。この「森羅万象の聲」もNaoyaさんは二十四節気に、私は新月と満月のタイミングに記事を投稿していますが、淡々としたその流れの中でも日々感じることが変わってきたり、その時々で感情のアップダウンがあったり、何かを得ていたり手放していたり、いつも同じということはありません。そして、この淡々とした流れをどちらかが不自然に止めたりもしません。宇宙のテンポってそういうものです。ただ、続いていくもの。続けた先でしか辿り着けない場所があるのは、そういうことなのだと思います。
だからこそ、続けていることに対して、何も変わらないとセルフジャッジをしないことが大切です。結果をすぐに求めないことです。そして、もしも続けた先にあったものが自分自身が求めた成功ではなかったとしても、そこに来なければ得られなかったものがあるでしょう。感情的な決めつけで、それを手放してしまわぬように。継続と執着は紙一重に思えますが、継続はただそこにある感情が介入していない淡々としたテンポです。これはまるで、牡牛座と蠍座が持つ対向星座同士の質のようです。
2024年版で7冊目の宇宙詠みチャートも、何かの結果ばかりを求めて作り出したのではありません。ただ、その時必要だったからです。そして、今でもこれを継続することで、どこに辿り着くのかはわかっていません。もしかしたら、私たちの予想をはるかに超えた場所に連れていってくれるのかもしれませんが、今の私たちはただ淡々と目の前のことをやるだけです。まるで季節の一部かのように。
Les Chronovoyageurs...
※日本時間 10/29 05:25 牡牛座満月(部分月蝕)となります。
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