塩田バレエスタジオ Shiota Ballet Studio

エクササイズの効果

2023.10.28 08:16

クリスマスのスタジオ発表会の練習がはしまりました。


基本的に、バレエのバリアシオンは、ポアントを履いて踊れる様になってから、チャレンジしていただいていますが、最近はお友達がコンクールに出られる方もおおくなってきているので、ご希望があれば、今まで習って来たパ(バレエの動き)でできるバージョンに変更して、チャレンジしていただいております。


彼女は、バレエが大好きで、年齢の割には知識も豊富です。

彼女からのリクエストは

ドン・キ・ボーテの「愛の精」の踊り。


最初のポーズから手の動きの後、

シソンヌ・ルルベ・アン・アチチュード・デリエール

股関節から外旋させたまま、両脚で踏み切って、片方の足が膝を110度くらい曲げて後ろに上げて、背伸びする。


という動きがあります。

まだ、高く脚を上げれていないので、

アチチュードはプティ・アチチュードにしていますが、片足で背伸びをしたままポーズを何度もくりかえさなければなりません。


早い曲なので、止まらなくても、やれているつもりにはなってしまう。


「1拍しか止まらないけれど、2〜3拍止まるつもりで練習しよう。」

そう言って練習をし始めたのは9月の終わり。


同時に、今まではウォームアップだけの代わり使っていた、エクササイズを徐々にハードにして、鍛えるレベルまで(ウォームアップの時間に)上げました。


熱心な子なので、あれこれ質問もしてくれました。


最初は1拍止まるのがやっとでしたが、気がつけば、手を離して6拍も立っていられる様になりました。

まだまだ、ターンアウトの筋肉を正しく使えなくて、足首だけ開いてしまい、やり直しのルルベ(背伸び)になってしまう事も多いですが、強くなって来たことは確かです。


踊りの中でも、十分に立って止まって見えるようになりました。

なんでもないことの様で、凄く進歩が見えている事に、私も喜びをかんじています。😊