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更夜飯店

N.Y.式ハッピー・セラピー

2018.09.18 07:17

N.Y.式ハッピー・セラピー

2004/03/24

シャンテ・シネ

 

原題のAnger Managementのほうがしっくりする「怒りのセラピー」映画。

コメディ色々あるけれども、「怒りのコントロール」というアイディアがストレス社会の皮肉、風刺にもなっていて

笑って観ている内になんともいえない共感がわきおこってきます。

配役もアダム・サンドラーが「ボタンのような目」で、内なるストレスと脅迫的(笑)なセラピスト、

ジャック・ニコルソンのストレス、2重板ばさみにおろおろする様子なんかとても上手いですね。

ダム・サンドラーは、35歳にして平社員ってすごく似合う。

いいひと、なんだけどどこか優柔不断でストレスに悩まされているのは『パンチ・ドランクラブ』と似ているよう

ですが、こちらの方がよりわかりやすい「板ばさみ」

救ってあげるよ~といいつつ、ストレスを加速をつけて押し付けてくるジャック・ニコルソン、目は笑っていないけれど

大口あけて、そこから腹黒さが丸見え、みたいな満面の笑み、怖い・・・・こっち来るな。

アンガー・セラピーの仲間たちもなかなか役者さん、そろえていましたね。ジョン・タトゥーロなんか目が

いっちゃってるもの。

首の動かし方だけで「イライラ」を表現できるのは凄いですよ。

音楽もなつかしの音楽その他、楽しい使い方でした。