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Recife Wine Stories

ポルトガルの旅。 Casa de mouraz

2018.09.18 06:50

ポルトガルにやってきました。

本格的にポルトガルワインを始めよう!

となって、まさに2回目のポルトガル。


ポルトガルの街並みは、一言で綺麗!

と言える程、整備されているわけではないのですが、どういうわけか、それがいいのです。

伝統というか、味というか、ポルトガルの人たちの人情とか奥深さとかが個性となって街並みに表れている感じです。

ポルトガルのお店は、店主の味が出ているお店が多い気がします。

オリジナリティがあって大好き。

あるお店ではワインを樽から出してくれました。

しかも、1杯50セント(約60円)くらい。

おいしいのにこんなに安くって、ポルトガルっていい国だなぁと心底思ってしまいます。

写真撮るね!というと、あなたも一緒に。と言って、お店の中まで入れてくれたこちらのおじちゃま。すごくすごく優しい人でした。

さて。

今回の旅は、私たちのお店で扱っているワインは、どんな人たちが、どんな場所で、どんな気持ちで作っているのかを実際に見ることが目的でした。



"ポルトガル"という未知なる場所のことをお伝えするためには、実際に行くのが一番です。

そう。私たちはお願いされてもいないのに、勝手にポルトガル大使となって、ポルトガルのこと、ポルトガルワインのことを、たくさんたくさん勉強して、日本の皆さんに伝える為に(本当に勝手に。)情熱を持って、邁進していこうと思っています!!!


ので、よろしくお願いします。笑


さて。そんな情熱を胸に、ポルトガルに到着して最初に向かった場所は、ポルトガルの中部より少し北西にあるDao(ダン)地方。

この場所は、エストレーラ山脈などの高い山に囲まれた盆地で、その山が海風やスペインからの温かい風を防ぐこと、そして夏と冬、一日の中でも寒暖差が激しい場所なので、比較的、しっかりとした酸味があり、エレガントなワインがつくられる場所でもあります。


そのDao地方で一番最初に向かったワイナリーは、Tondela(トンデラ)にあるCasa de mouraz(カサ デ モウラス)。

サラとアントニオという夫婦2人でつくるワイナリーです。



ひとけがなく、本当に本当に静かなこの場所は、アントニオの生まれた場所でした。

彼の家族は何世代にもわたってこの場所でぶどう作りをしてきたそうです。

小さい頃からその姿をみてきたアントニオは、いつか自分もここでワイン作りを、、と思いつつも、リスボンに出て都会暮らしを始め、アートマガジンの編集者として働きます。



そのリスボンで出会ったのが、リスボン生まれのサラ。サラはダンスの先生として活躍していました。


そんな2人が夫婦となり、この場所でオーガニックに基づいたワイン作りを始めたのは2000年。アントニオが若い時に抱いたワインづくりをしたいという夢を、2人で追うことに決めました。なによりも、この場所はアントニオにとって特別な場所だったのです。

都会育ちのサラにとって、田舎暮らしは何もかもが勝手が違い、とっても大変だったとそうですが、2人で試行錯誤しながら今があります。


彼らは様々な土地の魅力に触れ、Daoだけではなく、ヴィーニョ・ヴェルデ、アレンテージョ、ドウロの4箇所に畑を持っていますが、このDaoでは、標高140〜400メートルの場所にあり、松、樫、栗、コルクの木などに囲まれた場所にブドウが植えられています。


私たちが見せて貰った畑は、ぶどうの品種ごとに植えられているのではなく、様々な品種が一緒に植えられている謂わゆる混植された畑で、このぶどうを一気に収穫して、それをワインにしていきます。


驚いたのは、今年はこんな味をつくろう!と思ってワインづくりをするのではなく、できあがってみて、味がわかるのだと言う。まさに自然の産物。なんだかとっても楽しそう!

収穫目前のトウリガナショナル。

こちらは白ワインに使われるエンクルザード。



まだ瓶詰めされていないステンレスタンクの中から注いでくれたワインは、それはもうおいしくって、花の香りやベリーの香りがして華やかで、後から後からいろんな味が追いかけてくる。そんなイメージでした。


そのワインには、サラが飼っている大好きなワンちゃんの名前がつけられるそう。

なんとも自由で、楽しそうで。全く型にはまっていなくって。惚れ惚れとしてしまいました。




こちらは樽の中で眠るワイン。



山々に囲まれる葡萄畑はとても静かで、美しく、素晴らしい!と思ったのですが、サラは首をかしげました。


実はこの場所、2017年に大規模な山火事にあっていて、ほとんどの葡萄が被害にあってしまったのです。信じられない程美しかった場所が、一瞬にして無くなってしまいました。

アントニオは悲しさと辛さのあまり、この後1ヶ月の間、この場所に近づくことができなかったそうです。


でも、自然は諦めなかった。

そのうちに、少しずつ緑が出てきて、少しずつ少しずつ元気になってくる大地を見て、アントニオもサラも、諦めちゃいけないと、奮起したそうです。自然は強い。私たちも強くいなくちゃ。と。

今でももちろん悲しくない訳ではないけど、振り返らない。前を向く。

この姿勢から私たちはただならぬ元気をもらいました。そして自然からも。

サラにはまだまだたくさんの夢があります。

その夢を子供のようにキラキラした眼差しで語るので、聴聞いているこちらまでワクワクしてきて、、、。


楽しく豊かな気持ちでワインをつくる。

もちろん思い通りにいかないことはあっても、自然に対して素直に向き合い、その土地の味を生み出す2人。

私はこの2人の、このワインの大ファンになりました。

ピュアでフレッシュでたくさんの驚きがあるCasa de mourazのワイン。

recifeにも届いていますので、ぜひ試してみてくださいね♪

葡萄畑が見渡せる高台にある大きな岩の上で。私たちにとってここがChatau(お城)なの!とサラ。

Casa de mouraz







ポルトガルの旅はまだまだ続きます。