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大分ドリームランニングクラブ

厚底シューズを履いてみる

2018.09.17 12:48


ナイキの厚底レーシングシューズ、ヴェイパーフライが大ヒット中。




これはズームフライ。


好調なトップ選手はほとんど着用。

対向できるシューズといえばクッションのあるブーストフォームを登載したアディダスのシューズくらい。


アシックスやミズノと契約していた選手も、ナイキやアディダスに結構変えています。


先日の北海道マラソンではアシックスを履いていた鈴木亜由子選手がナイキのヴェイパーフライを履いて優勝。

日本のトップ選手、そしてアシックスの象徴的な選手だったので変更は衝撃的でした。


レースが終わって翌日、朝のジョッグで履いていたのはフランスのホカオネオネのアラヒ。これまた厚底シューズと徹底してました。

レースのみナイキとスポット使用かと思っていたので、練習から使っているのは更に驚きでした。


ケガが多い選手だけに思うところがあったのかなと思います。




そんな訳で前から興味があったホカオネオネに俄然興味が増して、片落ちセール中のクリフトン4をゲット。

ソールはほぼ一緒で、最新モデルのクリフトン5はアッパーのフィット感が良くなっています。


ナイキのズームフライは踵は柔らかいけどキックする前足部は物凄く硬くスピードが出しやすくなっています。

対してクリフトンは全体的に柔らかく、前足部もぶにっと柔らかさを感じます。

共通点はどちらもソールが曲がりにくくシャンクが凄く硬いです。体重移動はしやすい構造になっていてピッチが自然と上がります。


ズームフライは前足部が硬く、キックする力がダイレクトに伝わりますが、クリフトンはクッションでキックする力が吸収されてしまいます。

その為、体重移動と足首でキックする力に頼らずハムストリング等の太股の大きな筋肉からしっかり力を伝えていく事が求められます。


トコトコ走るぶんには柔らかいシューズですが、キロ5分やそれより速く走る際にはその辺が感じられます。

膝から下はダメージが少なく、太股や大きな筋肉には走るペースによってはいつもより負荷がかかると思います。

これはこれで、良いトレーニングになります。シャンクの硬さがあるので走りやすさはあります。

アルトラのトーリンなんかはクッションがありシャンクが弱いのでよりナチュラルな走り心地になります。

最近発売されたニューバランスのフレッシュフォームビーコンは軽量クッションシャンクが弱いのナチュラル系だと予想してます。


数年前は薄底で裸足系のシューズが流行りましたが今はその揺り返しか厚底がブームです。


接地のポイントを掴むには薄底が有効ですが、薄底で良いフォームを作れたら、日々のトレーニングでは脚へのダメージが抑えられる厚底シューズを使うのが良いかなと最近は思っています。


走り込みは脚を鍛えるという面もありますが、走り心臓や血液循環系に負荷をかけて鍛えていくという面もあります。

循環系に負荷をかけていくには毎日出来るだけ脚がフレッシュな状態で走れる方が良いトレーニングになります。

そういう面で厚底シューズは手助けになるかと思います。


ついに世界記録を出したキプチョゲ選手のトレーニングも公開されていますが、それは膨大な量の走り込みをしています。

それを可能にするのはアスファルトではなく土の柔らかい路面を選び、クッションのあるシューズを履くという心配りがあっての事かなと感じます。