ウラ東京国際映画祭2023
11月1日まで第36回東京国際映画祭が東京ミッドタウン日比谷などで開催中。この時期は海外映画祭のプログラマーや記者仲間などが来日するので、夜の国際交流が都内のあちこちで繰り広げられております。筆者も友人のお誘いを受けてお邪魔。東京・湯島の路地裏にあるMALT &DEEP SOUL BAR「LIVER」で深〜い夜を過ごしてまいりました。
こちら友人の同級生が営んでおり、ウィスキーの品揃えが豊富。店内に並ぶボトルを肴に酒も会話も弾みそうなくらいです。筆者、その街の真髄を知るためにも世界あちこちのBARを巡るのも好きでして。スペイン・サンセバスチャンの「Museo del Whisky」でガンガン呑んでいたら、店のマスターから「Catador De Whisky 」(ウィスキー鑑定家)なる賞状をいただいたことも。
ただ残念なことに、大概へべれけで銘柄を覚えてないので記録していこうと思います。
オランダからのゲストは、ジャパニーズ・ウィスキーを御所望。いやぁ、やはり海外でのジャパニーズ・ウィスキー・ブームは凄まじいですね。ということでマスターが1杯目に用意したのが「キリン 富士 50th Anniversary Edition シングルモルト ジャパニーズウイスキー」。富士御殿場蒸溜所の50周年を記念して生産されたもの。2023年5月に第1弾、2023年に10月に第2弾が発売。ともに限定3000本です。これは日本でしか味わえない商品です。
続いて登場したのは、存じ上げなかった! 北海道・厚岸蒸留所の「厚岸ブレンデッドウィスキー小満」と「厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー白露」。
2016年に設立されたのですね。今春に新潟でハンコ製造会社からウィスキー製造に鞍替えしてた新潟亀田蒸溜所の「NEW BORN NONPEAT」にバー「ジンロック」(新潟市中央区)で出会いましたが、どんどん新しい蒸留所が出来て、こりゃあ胃を鍛えねば!と使命感に燃えております。
ちなみにオランダの彼女は厚岸のシングルモルトの方が好みだったようです。
というわけで、この日の私のランナップはこちら。
1杯目はバーボン樽で熟成せたシングルモルト・スコッチウィスキー「OLD PULTENEY 12 YEARS」(オールドプルトニー蒸留所。40度)
2杯目は初めまして!のドイツ産「Ruadh Mhor Finest Whisky Berlin」
信濃屋さんの日本語のサイトはこちら。
3杯目は「OCTOMORE 14.1 SCOTTISH BARLEY」
かなりスモーキーなものが好みの筆者に合わせて、「これでどうだ!」と言わんばかりにクセモノが次々出てくるのが楽しい〜。
海外のお客様にはジャパニーズ・ウィスキーで喜んでいただくとして、筆者はウィスキーで世界旅行を楽しみますわよ。ほぼスコットランドのアイラ島ばっかだけど(笑)。
追記:今年の東京国際映画祭のアニメーション部門では幻のウィスキー復活に挑むアニメーション『駒田蒸溜所へようこそ』(11月10日公開)も上映。記者としては、蒸留所を取材することになる新米記者の設定にかなり引っかかるところがあるのですが、ウィスキー作りの魅力は詰まっています。