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秋の手しごと

2023.10.30 02:21


風が冷たくなる10月後半、今年もたくさんの柿がとれました。 猛暑の夏を乗り越え、小ぶりではあるけれど実の詰まった感のある渋柿・八珍。 先週は山でクルミを拾い 今週は干し柿づくりで皮を剥く。 目の前を加速しながら過ぎていく秋。人間はようやく着いていけるくらいです。


 目の前の柿を手作業で剥き、紐で結わえて熱湯で消毒し、軒下にぶら下げながら干していきます。 柿の皮の橙と黄色の混ざったような秋の色が、手元で剥かれ落ちていく様を眺めながら、いったい何個剥くことになるのだろうと想像します。 秋の木漏れ日を集めたらこんな色になるのかな。 


柿は干されながらも、自らを彩る秋の色を陽射しに変えてこちらに送ってくれているようにもみえます。 1日目の夜、数えると400個が軒下に吊るされていました。 今日は休もうと思った2日目も、この温かな色が恋しくなり、結局残りの200個余りを干すことに。 秋の陽射しを集めて愛でる干し柿づくり。ちょっと時間はかかるけど、温かさと楽しさを感じる週末でした。