「マガディーラ 勇者転生」(映画感想)
「熱風!!南インド映画の世界」という特集上映の中の1本「マガディーラ 勇者転生」。
「バーフバリ」が日本で公開された2018年、S.S.ラージャマウリ監督の過去作の1本ということで上映されたので、その時に初めて観ました。
面白かったけど、「バーフバリ」2本があまりにも素晴らしく、それに比べると…という感じで、殆ど印象に残りませんで…
で!2022年に「RRR」を観て、「バーフバリ」を超える面白さにびっくり!S.S.ラージャマウリ監督マジですごい…ラーム・チャラン美しい…となって、再びの「マガディーラ」。
ストーリーもミュージカルシーンもほぼほぼ忘れてました…まるで初見のように楽しめました!
正直、前半はかなり大味というかあんまりお話が動かなくてちょっと辛いんですが、尻上がりに面白くなりました。タイトル通り、「輪廻転生」がテーマなので、400年前と現代が同じキャストで、その関係性もちょっと捻ってあったり、かと思うと、超絶分かりやすい伏線回収があったり。
2009年製作なので、ラーム・チャランが若い!かわいい!でも「RRR」のラーマに繋がるような勇敢な戦士の役で、アクションもダンスもむちゃくちゃに激しい。
コメディシーンのお約束感と、アクションシーンのカッコ良さの振り幅が大きくて、そういうところは「バーフバリ」も「RRR」も一緒だなあと。
主人公の、可愛さと凛々しさと両方観られるから有難いですけど😍😍
兵士の戦いで白馬の馬車が走るところは「バガヴァッド・ギーター」オマージュだし、クライマックスで、大きなシヴァ神の前で戦ったり、シヴァ・リンガに礼拝したりするシーンも・・・やっぱりヒンドゥイズム映画だなあ!
「RRR」では、ラーマとビーム(NTR.Jr)が1つの画面にいると、目移りしてたーいへん!💕💕ですが、この「マガディーラ」はラーム・チャランがほぼ出ずっぱりで、彼だけ観ていられるので気持ち的に大変楽ですww
周りのキャストもとっても魅力的。
※終盤大活躍するソロモン役のシュリハリという俳優、良いなあ!と思って検索したら、なんと2013年に49歳で亡くなっていました・・・
今から14年前の作品なんで、現代シーンのファッションとかダンスのスタイルとか、携帯とか、なんとなーく古めです。そんなちょっともっさりしてるとこもイイ。