政務活動費について
兵庫県の某県会議員(現在は辞職)の報道以降、地方議員の政務活動費に対する関心が高まっております。
千葉市議会議員には、毎月30万円(現在は10%削減中で27万円)、
年間360万円(同324万円)の政務活動費が支給されております。
私個人で言えば、昨年の平成25年度の政務活動費支出額は約54万円で、残額約270万円は市に返還いたしました。
会派によっては、全額を会派で受け取るところもありますが、
議員個人として受け取っている46人の議員の中では39番目の額です。
(少なさで言うと46人中8番目に少ない額)
議員全体では、10数名の議員が個人交付額を全額使い切っています。
しかし、私は極力、ただでさえ少なくない議員報酬として頂いているお金でやりくりをするように努めており、
政務活動費は出来るだけ市に返還するようにしております。
(議員報酬は法律上、市に返還できないため。)
議員活動や政治活動として、お金は使おうと思えばいくらでも使えます。
そして、政務活動費は、全額税金で賄われ、自分の財布は1円も傷みません。
だったら「全額使ってしまえ」と考えるのは分からなくもありません。
理由はいくらでも付けられます。
政務活動費を満額(もしくは満額近く)使うかどうかは、もうこれは政治家個人の姿勢や矜持の問題でしょう。
そういう議員は、例えば政務活動費が1000万円だったら1000万円使うでしょうし、
100万円であったら100万円しか使わないでしょう。
私自身も使おうと思えば、全額使い切ることはできます。
しかし、仮にも「増税の前にまずやるべきことがある。議員自ら我が身を削れ。」と言って当選させて頂いた身としては、
満額使用など夢にも考えません。
政務活動費をいくら、どのように使っているかは誰でも閲覧できます。
有権者の方々には是非、そういったところも次回の選挙での判断基準にして頂きたいと思います。