大義なき総選挙総括
12月14日に投開票が行われ、国民の審判が下されました。
党勢拡大には至りませんでしたが、党としては統一地方選や参院選、次回の衆院選につながる善戦であったと思います。
江田憲司共同代表が客観的に冷静な分析を行っており、その一部を転記させて頂きます。
(以下、引用)
維新の党は、戦後最低の投票率(52.66%)の中、他の政党のように、業界団体や労働組合といった組織票に頼ることもなく、結党後間もない解散総選挙という不利な状況を克服し、何とか次につながる結果を残させていただいたと思う。これもそれも有権者の皆様のおかげと感謝を申し上げたい。
また、小選挙区でも事前の予想をくつがえし、私を除いても10名の猛者が組織政党の候補者を破って当選してくれた。矢や鉄砲をもっている相手に、徒手空拳で戦うしかない我が党の候補者が小選挙区で勝ち抜くということは奇跡に近いことだ。しかも、1回生の若手議員がそれを成し遂げたということで、将来への 光明も見出せた。改めて日常の政治活動、選挙区での活動をしっかりやって根おを生やしていけば、今回のように、維新の党に風が吹かない選挙であっても小選挙区で勝ち上がれるということを身を以て示してくれた。これをしっかりと次につなげていかなければならない。
投票結果を分析すると、無党派層の投票先としては維新の党がトップ(得票率21.7%/共同通信)、あるいは自民党と横並びトップ(注)だった。元々我が党はそういう支持なし層・無党派層を中心に票を掘り起こしていくということで存在する政党だから、そういう意味では維新らしい戦い方ができたということだろう。
比例区の得票も、前回の比例投票先(日本維新の会)は635万(得票率11.94%)、今回は838万(同15.72%)ということで200万票伸ばした。結いとの合流、みんなの党票の取り込みの効果だろう。
さらに、選挙後の共同通信の調査では、維新の政党支持率が12.7%と出た。前回調査3.7%だから驚愕の数字だ。選挙戦で格段に維新のメディア露出、街頭露出が増えたからだろう。ちなみに自民33.2%、民主13.6%、公明3.5%、共産6.4%と続いている。正しい政策を訴えていれば、国民に理解され、必ず報われる。そう信じてこれからもがんばっていこうと思う。
しかし、一方で、我々を含む野党が惨敗したことに変わりない。自公が圧勝したのは、我々野党がふがいなかったからだと厳しく受け止めなくてはならない。これからも、しがらみのない維新の党でしかできない「身を切る改革(議員定数・給与の削減等)」「実のある改革(岩盤規制改革と地域主権改革)」を訴え続けるとともに、政界再編政党としての原点を貫き、次の国政選挙、一年半先の参院選、さらにはその次の総選挙に向けて、自民党に代わり得る選択肢と国民に認知していただける政党を作り上げていかなければならないと、あらためて決意したところである。
(注)無党層が各党に投票した割合
【NHK】 自民23、民主21、維新23、共産15
【朝日】 自民22、民主20、維新22、公明7、共産16、次世代4、社民3、生活3
【読売】 自民22、民主19、維新24
【共同】 自民21.1、民主20.8、維新21.7、公明7.4、共産17.7、次世代3.9、社民3.2、生活2.9
(引用元)http://www.eda-k.net/column/week/2014/12/20141222a.html