CAST | 自分らしさ発見の個性派スモールカー
中古車市場でのタマ数の多さがキャスト人気の高さを表す
デザイン性と高い質感を両立した軽自動車ダイハツ「キャスト」。デビューから3年を迎え、そろそろ1回目の車検を迎える車輌が多くなってくる時期。それとともに市場ではタマ数が増えていく傾向になり、より価格がこなれてくることが予想される。
このジャンルではスズキ・ハスラーの人気が高いこともあり、大注目車種というわけではないが、中古車市場でのタマ数は意外にも多い。四国四県で77台もの車輌がネットに掲載されており、その数はハスラーと比べても大きく遜色はなく、キャストの人気の高さがうかがえる。もちろん、タマ数が多いことで自分の希望のグレードや仕様、カラーなどにこだわって中古車選びをするという利点も。加えて、デビューからまだ3年のため、過走行のモノは少なく、状態の良いと思われる中古車を選ぶことができるのも嬉しいところ。そして、現行モデルなだけに見た目も中身も新鮮さは残ったままだ。
おすすめグレードは「アクティバ G SAⅡ」。基本グレードの「X」、上級の「G」があり、さらにターボモデルやスマートアシスト付きの「SAⅡ」「SAⅢ」などの設定がある。おすすめは、より個性的な雰囲気を楽しむことができるアクティバ。その上級グレードGにスマートアシストを搭載したモデルだ。
▼ダイハツ キャスト アクティバ Gターボ SA II SPECIFICATION
全長×全幅×全高:3395×1475×1630㎜
車両重量:840㎏
ホイールベース:2455㎜
エンジン種類:水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
総排気量:658㏄
最高出力:64ps(47kW)/6400rpm
最大トルク:9.4kgf・m(92N・m)/3200rpm
JC08モード燃費:27.0km/リットル
サスペンション前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
サスペンション後:トーションビーム式コイルスプリング
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後:ドラム(リーディングトレーディング)
タイヤサイズ:165/60R15 77H
乗車定員:4名
▼ダイハツ キャスト(現行モデル)
相場価格
H27~30年
100~159.8万円
(Mj-net調べ 2018年9月9日現在)
現在の相場は100万円~だが、全国的に見れば100万円以下の車輌も多くあり、今後は四国市場でもより価格がこなれた車輌が出てくると予想される。
▼ダイハツ キャスト 変遷
H27年9月 公式発表し、「アクティバ」、「スタイル」が発売開始
H27年10月 「スポーツ」の発売開始
H28年6月 一部改良。ならびにアクティバ、スタイルの特別仕様車
「プライムコレクション SA II」を発売
H28年8月 トヨタへ「ピクシス ジョイ」としてOEM供給を開始
H29年10月 一部改良。スマアシIIIに強化。
アクティバ、スタイルの意匠変更などをおこなった
INTERIOR
▲スタイリッシュでクオリティの高さを感じるインテリア
個性が際立つエクステリアに対し、インテリアデザインは洗練されたクオリティの高さを感じる。インパネシフトで前席の自由度も高い。
UTILITY
▲後席はワンタッチで簡単に畳める
後席を畳めば実用的な大きなスペースを確保できる。後席は左右独立可倒でき、ワ
ンタッチで簡単に畳める。
ENGINE
▲NAモデルは30.0km/Lの低燃費を実現
何といっても嬉しいのは優れた燃費性能。NAモデルなら30.0km/L。ターボモデルでも
27.0km/Lと財布にも優しい経済性。
RUNNING
▲ターボモデルなら走りに余裕がある
走りに関しては特段大きな特徴はないが、大きくストレスは感じない。ターボモデルは
やや走りにも余裕が出てくる。
クロスオーバーS U V テイストで個性演出
EXTERIOR
軽トールワゴンでありながら、クロスオーバーSUVテイストのデザインで魅せる。そんな中でも各所でフォルムの丸さを際立たせて独特の個性を演出。また、「アクティバ」、「スタイル」、「スポーツ」と3つの異なる個性で展開する試みにも真新しさが。