押してもダメなら引いてみる?(逆転の発想)
みなさんには、思い出したくない過去はありますか?
程度の差はあれ、好ましくない思い出は誰にでもあるかもしれません。
覚えていないようなことでも、ふとした事がきっかけで昔の出来事を思い出すこともあると思います。
ふとしたきっかけ。
よく言われているのが匂いですね。
特定の匂いを嗅いだ時に過去の記憶や当時の感情が蘇るといわれています。
ちょっと昔ヒットした「香水」。これもそうですね。
プルースト効果といわれる現象で科学的にも証明されていて、嗅覚と脳は深い関係にあるからと言われています。
食べ物ももちろん匂いとして脳に記憶されていて、昔食べていたもの非常によく似たものを食した時にその当時を思い出したり
一見関係なさそうな風景・光景・雰囲気、これらも例えば木の匂い・土の・草・鉄・油などといった何かしら「匂い」として感情を司る大脳辺縁系に直接送られ、過去の記憶が蘇ったりするのではないでしょうか。
嗅覚野は、海馬という記憶を司る部分と非常に近いところにあるので、匂いの刺激が入った瞬間に記憶が無意識に呼び起こされるからといわれています。
なので、思いがけないことで過去の記憶が呼び起こされたりします。
過去の記憶を思い出して
あぁ懐かしいなーと昔の記憶・感情が蘇って心が動くと、
ストレスが和らいで気分転換ができたり、幸福感が高まったり、脳の血流もアップするので
脳の健康維持にもとても有効だそうです。
しかし遠い記憶には、先にお話ししたように程度の差はあれ好ましくない思い出もあるかもしれません。
よく、ネガティブな過去は忘れなさい。とか、過去を思い出し鬱々としている時間を過ごすより今を楽しくいきましょう!前を向きましょう!とか言われていたりしますが、
忘れて上手くいくならそれでいいし、忘れようと努力してるのにできなくて、自分をまた責めて苦しんでいるのなら、逆転の発想してみるのはどうでしょう?
人って、見ちゃダメ見ちゃダメって言われると見たくなっちゃいますよね。
鶴の恩返しみたいに。
忘れなきゃ忘れなきゃ、忘れよう忘れようと思えば思うほど忘れられないのかもしれません。
そんな時例えば、
あの出来事を乗り越えた自分がいるからいまわたしはここにいるんだ。
あれを乗り越えてきた自分てもしかしてすごいかも。
と思うことができたら、その過去を思い出すのが苦じゃなくなるかもしれないです。
仮に覚えていないような、思い出しもしないような出来事であっても、それは潜在意識に記憶されていて、いま苦しんでいることと関りがあるといわれています。
過去の癒されなかった感情が今の自分に影響しているということなんですね。
その影響はほとんどが対人関係に影を落とし、人づきあいがうまくいかないなんて事もあるかもしれません。
過去を肯定できたとき人は自分を肯定できるといわれるそうです。
その時、自然と前を向いていけるともいわれています。
忘れようと努力してもできなくて、自分を責めて苦しんでいるのなら、逆転の発想でその過去と向き合ってみるのもいいかもしれません。
過去の自分の感情を自分が受け止めてあげたら、苦しんでる過去の自分が癒されていくかもしれません。
実はわたしはこれで前を向けるようになりました。
#小美玉市ヨガ講師Nao
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