『自分にとって重要なもの、それ変えちゃお!』(脳機能コラム)
題名はさておき、これからコンフォートゾーンの話をします。
今日は調べ物をしながらyootubeで苫米地さんの動画「IQを高め、人生を変える心の技術」を聞いていました。
その中で「コンフォートゾーンから外れるとIQが下がるから人はバカなことをする」という話しが耳に止まりました。そして使える話しだなと思った瞬間に使いどころが浮かびました。
普段は優しいのに運転中割り込みタクシーに子供みたいにに絡んじゃう男性っていますよね、あれ女子的には最悪です。
「ちっさ!」となります。そんな時に「やめてよ~恥ずかしい」と情動的な理由で言わずに、
論理的に「あなたが今子供みたいになってしまったのは急にコンフォートゾーンから出されて一気にIQが下がったからなのね、抽象思考ができなくなってしまったの。人はコンフォートゾーンにいるうちは物を考えられるんだけど、外れるとものを考えられなくなってしまうのよ。だからいま子供みたいにバカなことをしたんだと思うけど、それって抽象度が高い状態で一回考えておければ直せるから。だってあなたは普段はとても素敵な大人の男性だもの、いつでも紳士でいて欲しいの。」
と説明できればこいつ自分が恥ずかしいからとかうるせ~と変な埋め込みなしに正しく理解してもらえるようになります。
違う意味で嫌われるかもだけど(笑)
コンフォートゾーン
コンフォートゾーンとは「自分が慣れ親しんだ場所」です。
あなたの全ては「習慣」によって形成され「あなたが日々考えてきたこと」「あなたが日々やってきたこと」の集積体が今のあなたです。 人は気付かぬうちに毎日同じような思考パターンで考え、同じような行動パターンで動いています。
慣れ親しんだものに「居心地の良さ」「安心感」を感じるため、無意識に「いつもと同じ行動」を取ろうとするし「いつもと同じ環境」に留まろうとするし「いつもと同じ自分(思考)」でいようとします。
こういった、「自分にとって居心地の良い領域」のことを、「コンフォートゾーン(comfort zone)」と言います。同時に今の自分にとって重要なものが散りばめられた空間でもあります。その為、それを最良だと思い込みセルフイメージをそこに設定します。
コンフォートゾーンの場所は人それぞれ違う
「場所」でいうと、多くの人にとって自宅の「自分の部屋」はコンフォートゾーンです。
「車の運転席」「地元」「何年も通っている居酒屋」 など、人はコンフォートゾーンの中にいると落ち着いてリラックスするし、精神的、身体的にも、ほどよいパフォーマンスを発揮することが出来ます。
いまのあなたが「自分らしくいられる場所」はどこですか?
コンフォートゾーンは「意識」の中にも存在する
あなたが「読書が趣味」だったとしたら、本を読んでいる時、あなたはコンフォートゾーンの中にいます。そして「読書が好きな自分」という「セルフイメージ」も、コンフォートゾーンになっています。 「これが自分だ」「これが自分らしい」という基準ができます。自分が慣れ親しんだことをやっている時、慣れ親しんだ考え、思考をしている時、あなたの意識は「コンフォートゾーンの中」です。
いまのあなたが「自分らしい」と思う趣味や行動パターンは何ですか?
このように、人間はそれぞれのコンフォートゾーンを持っており、その中で生きています。「住んでいる場所」「自分の能力レベル」「仕事・職場」「生活水準」「好きな食べ物」「好きなタイプ」「健康状態」「年収」「友人関係」など、人生の全てにおいて人はコンフォートゾーンにいます。
コンフォートゾーンの外に出るとどうなるか
コンフォートゾーンの外に出ると人は、緊張したり不安になったり居心地が悪くソワソワしたりします。
例えば、高級な場所に行くと居心地の悪さを感じる。 美しい異性と話すと緊張する。3000万円の車を運転するとプレッシャーを感じる。 地味な服装で目立ちたくないと思っている人にブランドの派手な服を着せると 「こんなのは、いつもの自分じゃない」「自分らしくない」と感じます。
こうして人は無意識に、地元の居酒屋や軽自動車など慣れ親しんだものを求めるのです。
自分の「コンフォート・ゾーン」を維持し続けようとする本能が、人間には備わっている。
その慣れ親しんだ状態のものを維持させようとする機能を「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」と言います。
ホメオスタシスが、常にあなたのコンフォートゾーンを現状維持に保とうとします。
変化しそうになれば元に戻そうとする、それが人間の本能です。
人類が危険から身を守り、安全に生き長らえさせる為に、 コンフォートゾーンは必要な機能であり「コンフォートゾーンの内側」にいると居心地が良くて楽なのです。
ただ、成長や繁栄に関してはそれと往々にしてコンフォートゾーンは「自己成長」を妨げる要因にもなります。
現状のコンフォートゾーンから抜け出そう
恐ろしいことにコンフォートゾーンは設定を間違えると 「苦痛な現状」から抜け出せない原因にもなってしまいます。
つまり「現状」を維持し続けてしまうのがコンフォートゾーンなのですから、より良いものに変化する力を妨げることもあるのです。
めんどくさいからこのままで良いと思うことって本当に沢山ありますが、それはめんどくさがりだから変われないのではなく、コンフォートゾーンの設定を間違えているから、変われないのです。
人生を変えよう
あなたが人生を理想の方向に切り拓いて行く為に最も必要なことは、「コンフォート・ゾーン」の仕組みを理解し、「コンフォート・ゾーン」の外に踏み出し心地よい状態を広げていくことです。
そもそも、あなたの「コンフォートゾーン」は、何によって決定されていると思いますか?
それは、あなたの「マインド(意識)」です。
先ほど聞いた
・いまのあなたが「自分らしくいられる場所」はどこですか?
・いまのあなたが「自分らしい」と思う趣味や行動パターンは何ですか?
あなたのマインドが「これはコンフォートゾーンの内側だ」と思うことがそれです。
またそれ以上の理想を 「これはコンフォートゾーンの外側だ」と判断しています。
成長とは、
「現状のコンフォートゾーン」が 「理想のコンフォートゾーン」へと移動することを言います。「内側」から「外側」へ出ることにより自分でなくなる事ではありません。
自分の限界を広げるイメージで「本当はもっとこうなりたい」という思いを自分のコンフォートゾーンにしてしまおう、つまり自分にとって重要なもの、それ変えちゃお!と言ったのは、より素敵な自分になる要素を重要事項に加えようということです。
脳機能を学ぶ意味
脳機能を理解すると「コンフォート・ゾーンを維持する強力な本能」を、逆手にとって利用できるようになります。
「理想のコンフォートゾーンにいる自分」を想像しても、緊張や不安を微塵も感じない位「臨場感」を高めることが出来るようになれば、あたかもそれが当然といった「確信」を持ち生活することが出来ます。
例えば、 理想のコンフォートゾーンを今の自分では居心地の悪いものに設定したとすると、高級な場所に行くと居心地がよく感じる。 美しい異性と話すと高揚する。 3000万円の車を運転するとストレスが発散できる。 質の良いデザイナーズブランド服を着せると 「これが自分だ」と感じる。
これを当たり前だと設定するだけでいいのです。
あとは人間は無意識に慣れ親しんだものを求める力に身を任せ、成長した後の理想の自分に慣れ親しんで行くだけです。
理想のコンフォートゾーンの方向へ移動すると、 「それまでの自分」のコンフォートゾーンの居心地が悪くなったりします。
もう地元には戻りたくない、軽自動車なんか絶対に乗らない、美人としか付き合わないし、高級店にしか行かないよ。
こう言うとだいぶヤバイ人ですが、お金持ちってこういうコンフォートゾーンであったりします。そういう自分が心地よく、ふさわしいと思える状態です。
すると周りの人もあなたの価値をそのように見るようになり尊重されていくのでより理想的な自分に変化しやすくなります。
コンフォートゾーンの位置を変えてしまえば、 極めてスムーズに、理想の自己変革を起こすことができるのです。
脳機能を最大限使おうとすると、その為の効果的なスキルは「アファメーション」「ビジュアライゼーション」など、いくつも存在しますが、まず最初に必要なのは「理想のコンフォートゾーン」を決めること。
それを決める際に大事なのは現状を維持し続けても叶わないあなたの夢を理想に掲げることです。
そうすると現状の今のままの自分でいては叶わない。そう思うと無意識下で自分が必要としてきた情報量では足りないとなります。
すると見えなかったものが見え、受け入れなかったことが受け入れられるようになり、気づけば理想の自分に近づくことができるのです。
これからのあなたが「自分らしくいられる場所」はどこですか?
これからのあなたが「自分らしい」と思う趣味や行動パターンは何ですか?
脳機能に興味が沸いた人は今回の話しを要約した一文
「コンフォートゾーンに隠れたスコトーマを外しホメオタシスを利用する。」
これを理解できるまで行動して見てください。
苫米地さんの動画
「IQを高め、人生を変える心の技術」