Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

水素ファンド設立に向けた協業の合意

2023.11.02 01:00

一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会(以下「JH2A」)と株式会社アドバンテッジパートナーズ(以下「AP」。グループ会社を含めて「APグループ」)は、APグループが運営管理等に係るサービスの提供を行う、水素関連分野への投資に特化したファンド(以下「本ファンド」)の設立に向けて相互協力することで合意し(以下「本合意」)、基本合意書を締結しました。


プレスリリース


JH2Aは、世界的な課題である気候変動への対応の為、水素サプライチェーン構築に向けて、①水素需要創出 ②スケールアップ・技術革新によるコスト低減 ③事業者に対する資金供給、等の課題解決を目的とした業界横断的な団体として、2020年12月に設立され、2022年4月からは一般社団法人として、水素普及に向けた様々な活動を推進しています。

APグループは、1997年に国内初のプライベートエクイティファンドを設立し、運営を開始して以降、25年以上に亘り、日本やアジアで様々なファンドの運営を行ってきました。気候変動が社会全体の課題となる中、ファンドマネージャーとしての立場から Sustainable Development Goals(SDGs)の達成を促進すべく、2021年に再生可能エネルギー・サステナビリティ投資部門(以下「R&S」)を立ち上げました。同部門は、経済的な価値のみならず社会・環境価値を創出することをミッションとして掲げ、当該領域でリーダーとなるべく国内外の投資機会を検討しています。

JH2A及びAPは、「脱炭素に向けた水素普及を金融面から推進する」という両者の目標が合致していることを確認し、JH2Aは水素事業に関する技術・ノウハウ及びネットワークを、APはこれまで培ってきたファンド運営の経験と企業・インフラアセットへの投資ノウハウを、それぞれ持ち寄ることで、本ファンドの設立に向けて協力してまいります。国内外の優良な水素関連事業に対して必要な資金を提供するだけでなく、グローバルな水素のサプライチェーン全体を俯瞰した多面的な支援を通じ、水素普及におけるボトルネックの解消をしていくことで、早期の水素サプライチェーン構築に貢献していく所存です。更に、JH2A及びAPは、上記目標を達成していくに相応しい本ファンドの座組を、国内外プレーヤーとのパートナーシップを含めて継続的に検討していく予定です。

JH2Aの事務局長である福島洋は、本合意について次のように述べております。「JH2Aは2020年12月に88社の会員からスタートし、2023年10月現在、企業や自治体など376社・団体が加盟して活動しています。会員数の増加は、水素に対する関心およびJH2Aへの期待の高まりの表れであると考えています。水素の供給側から需要側まで、あらゆる業種・団体が参画しているJH2Aをプラットフォームとすることで、日本企業が持つ先進的な水素関連技術をグローバルな水素サプライチェーンの構築に積極的に活用し、日本を含む世界のエネルギー安全保障と脱炭素を両立する、斯かる活動をリスクマネー供給の観点から支援する本ファンド設立を目指したいと考えています。」

APグループの共同代表であるリチャード フォルソムは、APにおける本合意の意義を、次のように述べています。「APグループは、2025年以上に亘るファンド運営事業を通じて、投資先企業が投資期間だけでなくExit後も継続して、経済的な成長のみならず社会的・環境的な価値を発揮出来るよう支援して参りました。その結果、ファンドの投資家様、投資先企業の役職員の皆様を始めとした関係者の方々にご満足頂ける実績を積み重ねてきています。本合意に基づく取組みは、APがこれまでファンド運営事業を通じて行ってきた地球環境問題や社会的課題の解決に貢献するものと信じています。今、正に新しいエネルギー転換における価値創造を我々APが請け負うことは望外の喜びであり、APが培ってきたノウハウの全てを本ファンドに注ぎ込みたいと思います。」

APで本合意に基づく取り組みを推進するR&Sの責任者である鈴木圭一パートナーは、本合意に当たっての意気込みを次のように述べています。「本件は、いわば、オールジャパンの水素ファンドの設立を目指すプロジェクトであり、JH2Aの各会員企業様と共に知恵を出し合い、APの海外拠点ネットワークの強みを最大限活かしながら、グローバルな水素サプライチェーン構築に向けて大変意義の深い取組みになると考えています。日本としても大きな貢献ができる分野だと信じております。」


【JH2Aについて】

会社名:一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会

所在地:東京都千代田区

会長:内山田 竹志、國部 毅、牧野 明次

事業内容:社会実装プロジェクトの提案・調整、需要創出・規制緩和等の政策提言等

公式Webサイト:https://www.japanh2association.jp/


【APについて】

会社名:株式会社アドバテッジパートナーズ

所在地:東京都港区

代表取締役:笹沼 泰助、喜多 慎一郎

事業内容:プライベートエクイティファンドの管理・運営

公式Webサイト:https://www.advantagepartners.com/


【本件に関するお問合せ先】

一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会(JH2A):contact@jh2a.jp

事務局 桝谷:mamiko_masutani@jh2a.jp

株式会社アドバンテッジパートナーズ:web_contact@advantagepartners.com