シルバーバーチQ&A 7
●シルバーバーチとは……モーリス・バーバネルという人物を霊媒として、1920年から60年間にわ たって霊的教訓を語り続けた古代霊の仮名で、3000年前頃、つまりイエス・キリストより1000年前 に地上で生活したという英知の塊である崇高な存在。
⇒スピリチュアリズムを現世に広めた第一人者であり、江原啓之さんがスピリチュアリストになった動因でもあるのです。
【シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A】より一語一句カットすることなくシルバーバー チのアンサーを掲載します。
●シルバーバーチのお言葉を受容した者は感激して、救われ、地上天国という理想郷の創造と同時 に、自己の魂成長に全身全霊を捧げることだろう。
Q「再生の決定的証拠を、なぜそちら側から提供してくれないのでしょうか?」
A『霊言という手段によっても説明しようのない問題に証拠などあり得るでしょうか?
意識に受け入れ態勢が整い、再生が法則であることに理解がいってはじめて、事実として認識されるのです。
再生はないと説く者が私の世界にいるのはそのためです。
まだ、その事実を悟れる段階に達していないから、そう言うに過ぎません。
宗教家が、その神秘的体験をビジネスマンに語っても仕方ないでしょう。
芸術家が、インスピレーションの体験話を芸術的センスのない者に聞かせてどうなるでしょう。
理解できるわけがないでしょう。意識の次元が違うのです』
Q「そろそろ再生するということが、自分でわかるのでしょうか?」
A『魂そのものは本能的に自覚します。
しかし、精神を通して(知覚的に)意識するとは限りません。
大霊の一部である魂は、永遠の時の流れの中で一歩一歩、少しずつ自我を表現していきます。
しかし、どの段階でどう表現しても、その分量はわずかであり、表現されていない部分が大半を占めています』
Q「では、無意識の状態で再生するのでしょうか?」
A『それも霊的進化の程度によって違います。
再生する霊のなかには、自分が以前にも地上生活を送ったことがあることを知っている者もいれば、まったく知らない者もいます。
魂が自覚している、つまり霊的意識では自覚していても、それが精神によって知覚されていないことがあるのです。
これは生命の神秘中の神秘にふれた問題でして、あなた方の言語で説明するのはとても困難です』
Q「生命がそのように変化と進歩を伴ったものであり、生まれかわりが事実だとすると、霊界へ行っても必ずしも会いたい人に会えないことになり、地上で約束した天国での再会が果たせないことになりませんか?」
A『愛は必ず成就されます。
なぜなら、愛こそ宇宙最大のエネルギーだからです。
愛は、必ず愛する者を引き寄せ、また愛する者を探し当てます。
愛する者同士を永久に引き裂くことはできません』
Q「でも、再生を繰り返せば、互いに別れの連続ということになりませんか?
これでは天上の幸せの観念と一致しないように思うのですが……」
A『一致しないのは、あなたの天上の幸せの観念と、私の天上の幸せの観念のほうでしょう。
宇宙とその法則は大霊がこしらえたのであって、その子どもであるあなた方がこしらえるのではありません。
賢明な人間は、新しい事実を前にすると、自分の考えを改めます。
自分の考えに一致させるために事実を曲げようとしてみても、しょせんは徒労に終わることを知っているからです』
Q「これまで何回も地上生活を体験していることが事実だとすると、もう少しはましな人間であってもよいと思うのですが……」
A『物質界にあっても聖人は聖人ですし、最低の人間はいつまでも最低のままです。
体験を積めば、必ずそれだけ成長するというものではありません。
要は、魂の進化の問題です』