異常 #触れ合いビジネス
多頭環境に慣れ親しみ、有り難いことに先住犬の教育も受けられ、人と動物と双方に対してコミュニケーションもとれる我が家のウーさん。
それでも、私たちと同じように気分のバランスもあるし、単純に好みはあるし、気安く名前を呼ばれることを嫌がってみたり、触られることも避けたり拒否し嫌がるときもあるんだよ。
気難しいわけじゃなく、私たちと同じようにあるんだよっ。
カピバラやハリネズミなどと触れ合える動物カフェが、大阪 中央区にお目見えし、20日のオープンを前に報道関係者などに公開されました。
この動物カフェは大阪の繁華街 心斎橋にあり、広さ70平方メートルほどの触れ合いスペースで、カピバラやフクロウ、それにハリネズミなどおよそ30種類の動物に触ることができます。
中でも、大きい黒色のしっぽが特徴的なジャコウネコ科の「ビントロング」は、動物カフェでは全国で初めてだということです。
動物のストレスを減らすため抱くことはできませんが、専門のスタッフが触り方などを説明してくれます。
営業時間が日中と日没後に分けられていて、日没後は夜行性の動物と入れ替える「昼夜交代制」の試みも取り入れられています。
動物カフェ「Animeal」を運営する会社の吉本喬社長は「動物に無理なストレスがかからない形で、触れあえる場所を目指していきたい」と話していました。
異常…
私は異常だと思うの。
私の子供の時は図鑑で見て知った世界の動物にあえたり出会えるはずのない野生の動物に一目見れる、実際に動く野生動物に会える動物園が特別な場所で感激があった。
けれど今は、カフェとかって・・触れ合いって・・異常じゃない? 喜ぶ・・楽しむ・・買う・・飼うって異常心理じゃない? 日本や日本人は、こう感じられないのは『異常事態』だとも感じるんだけどな。
今や驚いてしまうほど簡単に輸入され、犬や猫のようにペットショップで売られ、簡単に買える事も簡単に飼うという選択ができてしまう神経もおかしいんじゃないのかなぁ。
触れ合いビジネスなども届け出さえすれば簡単にできることも、動物愛護から考えれば異常なことだと思いませんか。
抱くことはできない…
私の子供のころは、大好きな犬に夢中になりすぎて触りすぎること構いすぎることを親に注意されたりして、ストレスのことを教わったものです。
抱くことはできないのがルールのようだけれど、だからなんだ!って言いたい。最近は動物の扱いについて多くの方々が動物目線で考え反応されることも多く、問題として取り上げられることも増えたせいか、ストレスを理解した風に聞こえの良いことを並べ配慮がされてるように盛り込んでも、だからって、その生態を理解すれば、そもそも触れ合いが必要ないことが判断できるはずです。
人前にいること、人が周りにいること、人に餌をもらうこと、これらの野生動物が生活する上で人と関わる必要がないことなどを生態を知れば分かるはず、私はこれもまた「虐待」に抵触するだろうと考えます。
モラルのない日本…
まったく不幸なビジネスです。
はっきり言って馬鹿ですよ、なんでもペットにできる勘違いやエゴな感覚を改めないといけないと本気で危険だと思うんだけど、さらにビジネスとなれば自治体の条例でもいいから厳しい管理と規制、定期的な監査、取り締まりにより営業停止、営業取り消しにまで持っていかないとオカシナ日本になっていますよー!
こんなビジネスを許してる日本のどこが豊かなのか、先進国なのか、、、とても恥ずかしいことです。世界からみたら動物の健康や幸せなど考えられてもない陳列されたモノ扱いのペットショップ、優雅さも敬意も感じない不自然なイルカのショーも好奇な目で見られる。
記憶に新しい問題となったのは、日本で開催中のセーリングW杯の開会式で行われたイルカショー、「海の哺乳類を虐待」など海外メディアもこの問題を報道していました。記事のなかにはイルカショーをめぐる世界からの批判について、当の日本人は『批判する理由がわからない』という意見が多かったと書かれていました。
・・・どう思いますか?
・・・わからない?
けれど、ロシアでのサッカーの試合の余興にクマが連れだされて、非人道的、残酷だと世界から批判をうけたし、日本人の多くの人たちも批判の声を上げていたのにね。分からないなんてことはないはずなのに。
- 海の動物は海にいるべき。
- 動物は自然な環境で見たい。
- 良いとは思えない。
- 楽しめない。
- イルカが幸せであるかどうかが大事だと思う。
- 日本はイルカにとって十分なスペースがないと思った。
- 動物にもっと空間を与えるようにした方がいいと思う。
こうした世界の方々の声
世界にあるものの日本にない。
こんな気持ちを持てないなんて。
言葉もないです。
野生の王国…
はじめて見る広大な大地の世界、野生動物の世界を覗き込んだような興奮と衝撃映像、弱肉強食の社会を学んだのは野生の王国という番組でした。
これを知る世代の方々は野生動物の生態、生態系のバランスを適切に理解できていたと思うのは、その壮大なる自然の世界観を画面から学び知ることができたから、決して手の届かない身近なものでない「野生動物」に対して、憧れや敬意を抱くことが自然に感じることができたからだと思っています。
(参考画像 http://bit.ly/2QGH20S)
世界各地の動物、その生態系について映像とナレーション、専門家の解説を交えて紹介した貴重な番組でした。
自然界では肉食獣の捕食は決して容易なものではなく、草食獣の増減によって肉食獣の生存は大きく影響される、生態系に純然たるバランスが存在することが生物学研究で明らかになるにつれ、肉食獣が決して頂点にある強者とは言えないこともわかったように、そこに密輸やハンティング、人間が無闇に手を出してはいけない自然、野生動物の聖域に密猟、密輸、商売、ハンティングなどの人の欲が入り込むことで不幸にもバランスが取れない状態になってんだと思う。
人間によって殺された動物の子どもが保護されることも、野生の動物が飼いならされてるものほど悲しい姿はないです。
すでに手遅れなのかもしれない…
それでも一刻も早く『飼育禁止』の流れをつくればと願っています。
どんなに進歩や発展を遂げても、人間が作ることができないものはある、失ってはならないものがある。
豊かな自然、素晴らしい野生動物の美しい偉大さを感じられる環境があること。
健全な精神を培うことのできる「野生の王国」という番組は、こうした現代にこそ必要とすべき時なのかもしれないと思うことがあります。