【新潟】苦みを感じる淡麗な日本酒で、酸味の効いた牡蠣の唐揚げを楽しむ
2018.09.20 13:14
〆張鶴 純 純米吟醸
(しめはりつる じゅん じゅんまいぎんじょう)

(撮影店:麻布十番「鮓職人 秦野よしき」)
1819年(文政2年)創業の新潟県村上市『宮尾酒造株式会社』のお酒です。
SAKE TIME での評価は「3.58」(2018/09/20現在)
鮭の遡上風景や世界初の増殖で有名な三面川の伏流水の、
柔らかい軟水を使用し、
新潟ならではの上質な酒米『五百万石』や『高嶺錦(たかねにしき)』などで、
『淡麗旨口』と表現されるお酒を造っています。
スッキリと飲みやすいお酒として全国的に有名で、
地元でも普通酒が食中酒として、根付いています。
この『純 純米吟醸』は、
地元村上市岩船郡産の『五百万石』を使用し、
十号酵母で醸しています。
最初に柔らかい果実の様な薫りがし、
サラリとしたすっきりした味わいで、
後味で、酸味を感じつつ、
軽い苦みがグッと米の旨味を引き立てます。
そして、このお酒と合わせる料理は
牡蠣の唐揚げ
宮城県東松島産牡蠣の片栗粉まぶして揚げて、
少し温度が下がったところで、
バルサミコ酢とカシスリキュールのソースを絡めます。
バルサミコ酢の酸味を最初に感じ、
牡蠣のクリーミーでジューシーな旨味が口の中に拡がります。
日本酒を口に含むと、
牡蠣の旨味を、米の旨味と軽い苦みが引き立てて、
2種の酸味でスッキリとさせてくれます。
そしてまた、もう一切れを食べたくなります。
麻布十番には、『〆張鶴』だけを提供する
『魚亀』と言う、家庭的な居酒屋があります。
新潟を彷彿させる、海鮮料理と一緒に味わえるので、お勧めです。
チーム株式会社
太田泰史