生きているということ
2018.09.20 13:15
とても優しい感じの人でした・・・
その人は、いつもベッドの縁に座っていました。
いつもうつむいて、
時々看護師さんが来て、
注射打とうか?って聞いていましたが、
その人はいつも首を横に振りました。
一日中、そして夜も、ベッドの縁に座ってました。
ある日のこと、娘さんらしき女性が小さな女の子を連れて来ました。
御身内の方がいるのをはじめて知りました。
でも、会話の一つもなく
15分ほどで帰られました。
それでも優しく静かな時間でした。
その方の痛みが消えるように見えた、
穏やかな時間が過ぎていました。
その夜、その方はベッドに横になりました。
その人の名前は、三井さん。
そのままなくなりました。
こんな話を聞いて、悲しいと思いますか、つまらないと思いますか、
苦しくなったり、イライラしたりしますか?
どう感じようと、その人には関係の無い事なのです。
あなたの思いに正しいも、間違いもありません。。。
大切なことは、その方も自分と同じ時間に生き、同じ空間にいたことがあるということでしかないのです。
その人が亡くなった事、苦しかったこと、
それすら、あなたや私には関係が無く、
その人が生きていたんだ、
同じ空間に存在したんだ、
それだけが真実なのだと思います。
あなたや私が、その光景を見たこと、
それも大きな意味のある真実です。
それを認められること、
それが、あなた自身を認められることなのです。
そう思うのです。