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よく暗室で考えること

2018.09.20 16:28

こんにちは、ソラリスの橋本です。

わたしは暗室が好きなんですが、何が好きってやっぱり印画紙。印画紙、好きだなぁ。つるつるしてて、明るいところで開けれないっていうのもいいですよね、鶴の恩返しみたいじゃないですか。暗室で印画紙と触れ合っていると、まるで対話してるかのような気持ちになる時があります。あぁ、いとしの印画紙よ、君と話ができたらきっと楽しいだろうなぁ。

「うわぁ!そんな持ち方するなー!折れるだろ!」

「はやく水洗しろよー!こらっ、指紋つけるなよ!」

「おいおい〜、こんな下手な写真焼かれたくないよー!」

いや、やっぱ喋んなくていいや。。。

そんなことを暗室をしながらよく考えているわけですが、先日のブログで兒嶌さんが紹介してくださってたように、フォトウォークの翌週、ライムライトで二人展をします。


SPACE GALAXY DARKROOMERS 展
「DON'T STOP THE FLASH LIGHT」
兒嶌秀憲×橋本大和

■ 会期:10月1日(月)〜10月6日(土) ※水休 12:00〜19:00(最終日18:00まで )
■ 会場:ギャラリー・ライムライト

写真展のDMなのに、写真がない、、、と思ったアナタ。正解です。2人ともまだ写真を焼いておりません。兒嶌さんはモノクロ暗室で、橋本はカラー暗室で自分の写真を仕上げるのを指針としていますが、そんな2人でSPACE GALAXY DARKROOMERS(以下、Dルーマーズ)と名乗り、半年ごとにソラリスとライムライトで2人展を行なっています。

Dルーマーズは宇宙を暗室に見立て、銀河を粒子に見立て、そこに広がる大暗室"ビッグ・バン"を舞台にあらゆるトラブル対処のため働く、専門機関ダークルーム・パトローラー(通称ダーパト)という設定です。「流るる血潮は現像液、流るる汗は停止液、流るる涙は定着液」を合言葉に日々、ヤフオク、メルカリに不審な出品はないか、脱法フィルムの取り締まりに余念がありません。天の川廃液事件の時は大活躍だったのですが、その話はまた今度。

そんな2人がパトロールの最中に耳にした、はるか宇宙の果てにあるというストロボの噂。なんでもそのストロボは永久機関を内蔵し、電池も不要、無限にストロボが光るという。

「そんなシャインプルフ、、、じゃなかった、エントロピーの法則を無視したものがあるはずがない!」

「ふむ確かに、、、それよりScheimpflugはドイツ語ではシャイムプルークじゃないか??」

「おい!Wikipediaにはシャインプルーフとあるぞ!」

「馬鹿野郎!Wikipediaなんて信頼するな!」

そうしてDルーマーズは宇宙の果てを目指し、船を走らせるのだったという写真展です。フォトウォークと共に是非とも足をお運び下さい。