ヤマト人
1、要旨
小生の推測では、これから(2030年頃)日本が世界をリードしていくようになると思っている。その国民が自分の建国時期も知らないなんておかしい。第2次世界大戦で敗戦したことによって封じられた真実を知って、日本国民のアイデンティティを取り戻し、人間としてのベースを固めながら世界の人々に働きかけていく。民族のアイデンティティは、民族の歴史を学び、そこから生まれてくる。民族とは歴史、すなわち神話を共有するもの。「ヤマト人への手紙」赤塚高仁著(きれい・ねっと)から抜粋して以下に記す。
2、神代の継承
アメリカの建国は1776年ですから約240年の歴史です。イスラエルは73年にローマ帝国に滅ぼされ、1948年に再び建国され70年の歴史です。エジプトは1971年の成立。中国は中華人民共和国が始まってから約60年。世界で2番目に古い歴史を持つ国はデンマークで1100年、その次がイギリスで約940年です。日本は神々からつながる天孫民族の国であり、アマテラスの子孫である天皇を中心として建国以来2675年もの間、一度も滅びることなく脈々と続いてきた。アメリカの中学校の教科書には以下のように日本のことが書かれている。
「イザナギという権威ある神が、その妻イザナミと共に「天の浮き橋」の上に立った。イザナギは眼下に横たわる海面を見下ろした。やがて彼は暗い海の中に宝石を散りばめた槍をおろした。その槍を引き戻すと、槍の先から汐のしずくが落ちた。しずくが落ちると、次々に固まって島となった。このようにして日本誕生の伝説が生まれた。またこの伝説によると、イザナギは多くの神々を生んだ。その中の一人に太陽の女神があった。女神は孫のニニギノミコトを地上に降り立たせ、新しい国土を統治することを命じた。ニニギノミコトは大きな勾玉と、神聖な剣と、青銅の鏡の3つを持って九州に来た。これらはすべて彼の祖母から贈られたものであった。これらの3つの品物は、今日もなお天皇の地位の象徴となっている。ニニギノミコトはジンムという曾孫があって、この曾孫が日本の初代の統治者となった。それは紀元前660年2月21日のことであった。何百年もの間、日本人はこの神話を語り継いできた。この神話は、日本人もその統治者も、国土も、神々の御心によって作られたということの証明に使われた。現在の天皇はジンムの直系で第125代に当たる。かくして日本の王朝は世界で最も古い王朝ということになる。」
戦争に負けた日本はGHQにより、二度と白人世界に刃向かえないように、国史・修身・教育勅語を廃止され、日本の歴史は作為的に捻じ曲げられた。今日本に目覚まし時計のベルが鳴り響いているように思えます。
3、伊勢神宮
20年に一度、すべての建物を建て替える本当の理由は不明だが、そこに込められた先人達の願いを感じることが何より大切なこと。「常若」常に新しい気に満ちることや、技術の伝承をしていくには20年が限界という現実もある。
神宮の祭りの中で最も古く尊い祭りである「日毎朝夕大御撰祭」こそが伊勢の祈りの根本である。1500年前に豊受大神が伊勢に祭られて以来、一日も欠かさず行われている。神武天皇から十代目の崇神天皇の時代に国が乱れ、疫病によっても国民の多くが死亡した。神の声を聞かれた天皇は、宮殿の中に天照大神をお祭りしていたことを勿体ないことに気づき、大和の笠逢村にお移りいただき、皇女の豊鍬入姫を使わした。豊鍬入姫が高齢になり後継者として育てた委姫が諸国を訪ね、大宮処にふさわしいところを探し歩いた。垂仁天皇の12年に伊勢の五十鈴川のほとりにたどりついたところ天照大神からの声がした。そこで、ここを大宮処と定め、天照大神をお祭りした。
4、日本武尊
景行天皇の時代に九州に反乱があり、第2皇子の小碓尊に命じて征伐されました。その反乱の首謀者は川上タケルという強力なもので、とても皇子一行が太刀打ちできる相手ではなかった。そこで、皇子は敵陣にひとり乗り込んで、川上タケルが寝たところを刀で切りつけた。薄れゆく意識の中で川上タケルが「お前のような勇敢な男は見たことがない。できることならば力を合わせて国をつくりかった。せめて、俺の名をとって日本武尊と名乗ってくれ。」小碓尊は九州を平定して大和に凱旋されましたが、父である景行天皇から東国遠征の勅命を受ける。日本武尊は東国を平らげ大和へ帰る途中、伊勢の国で足が三重に折れて息を引き取られた。
5、天皇の御代
(1)民のかまど
第16代仁徳天皇は天皇稜造営の労役や国内の平定、朝鮮遠征の出費で国民が貧しくなっているのではないかと心配して、宮の高台から四方を見渡したとき、朝げの時刻だというのに御飯を炊く煙が立ち上がっていません。民は食事をつくることもできないのかと嘆いた天皇は3年間労役や租税を免除する詔を出した。そうして3年の時が流れ、国民のかまどの煙が上がるのをみた。その秋、国民の代表が宮を訪問し「国民は豊かになりました。その反面、宮の建物が荒れ、倉にはほとんどなにもありません」と課税を申し入れました。しかし、このとき天皇はさらに免税を3年間延長された。驚いた国民代表がその訳を尋ねると「その3年が明けたら、存分に働いてもらおうと考えているからである」と仰った。この3年が明けた年、国民の住まいや田畑が被害を受けないように、治水工事を命じられた。
(2)神のごとき帝王
昭和20年9月27日、昭和天皇はGHQのマッカーサー元帥をお尋ねになった。このときの陛下のお供は通訳の奥村勝蔵一人。マッカーサーは自分の机の席で足を組んでパイプを加えたまま動こうとはしません。陛下は机の前まで進み、こう言われました。「日本国天皇はこの私であります。今回の戦争に関する一切の責任はこの私にあります。私の命においてすべてが行われました限り、日本にはただの一人の戦犯もおりません。絞首刑はもちろんのこと、いかなる極刑に処されてもいつでも応じるだけの覚悟はあります。しかしながら、罪なき国民が住む家なく、着るに衣なく、食べるに食なき姿において、まさに深慮に耐えんものがあります。温かき閣下のご配慮を持ちまして、国民の衣食住にご高配を賜りますように。ここに皇室財産の有価証券類をまとめて持参したので、その費用の一部にあてていただければ幸いであります」と大きな風呂敷包みを元帥の机の上に差し出されました。マッカーサーは天皇に戦争責任がないことを認識していたので、天皇の訪問目的が自分自身の命乞いであろうと思っていました。それまで姿勢を変えなかったマッカーサーは立ち上がって陛下の前に進み、「私ははじめて神のごとき帝王を見た」と言って、陛下のお帰りの際には元帥自ら見送りの礼をとった。
6、ユダヤからの伝言
紀元70年エルサレムの神殿が破壊され、イスラエルは人類の歴史から姿を消し、世界各地に散っていった。国を失い流浪の民となったユダヤ民族がたどった歴史はユダヤ人だというだけで迫害された。第2次世界大戦ののち、ユダヤ人たちは約束の地を目指して還っていきます。不毛の地を開拓し、住まう場所を広げていくのです。そして1948年5月14日、テルアビブにある小さな家で、初代首相となるダビッド・ベングリオンが建国宣言をします。
我々日本人は建国以来2675年一度も滅びることなく存在する尊き国にいることを誇りに思わなければならない。この国の存在こそが、世界の灯明台、希望ではないだろうか。ヤマトが滅びれば、世界は滅びるのかもしれない。目を覚まさなければならない時がきている。
7、ヘブル人の祈り
紀元前586年、バビロニア帝国によってエルサレムが占領され、ソロモンの神殿は破壊されてしまい、すべてが略奪されてしまいます。ところが、略奪された戦利品の中に、神殿にあったはずのアークがないのです。このアークが渡来したヘブル人によってヤマトにもたらされ、徳島県の剣山に隠されているという伝説があります。古代イスラエルを出て中央アジアを通り、朝鮮半島を経由して日本にやってきた人たち。第15代応神天応の時代に10万人以上のヘブル人が帰化し、京都の太秦というところに住むようになった。ハイテク技術や富を手に入れ、ヤマトの国づくりに足跡を残していく。
8、旧約と新約
創世記から始まる旧約聖書には、神とユダヤ民族との約束が刻まれています。ノアとの最初の約束、アブラハムと神との約束、モーゼが神から与えられた戒め「十戒」が律法の始まりとなり、やがて613もの戒めに分けられていく。律法学者や祭司たちはこれらの戒律によって人を裁いていくようになる。しかし、そのことを神は「善し」とせず、人として本来あるべき姿に立ち返れと預言者を通じてメッセージを送りますが、宗教家達は次々と預言者を殺してしまう。
ついに神御自身が自らのひとり子を地上に降り立たせます。それは律法ではなく、神が送り出した救い主に満ちる神の霊にみたされ、人は生まれ変わるという新しい約束です。その救い主キリストが生まれる以前を「BC」、誕生をもって「AD」といい、それ以前の契約を「旧約」、それから始まった契約を「新約」と呼ぶのです。
9、国歌
多くの国歌は勇ましく、国民を鼓舞するような曲調です。例えば、フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」の1番の歌詞はこうです。
「行こう祖国の子らよ栄光の日が来た! われらに向かって暴君の血まみれの旗が掲げられた 血まみれの旗が掲げられた 聞こえるか戦場の残忍な敵兵の叫びを 奴らは我らの元に来て我らの子と妻の喉を掻ききる! 武器を取れ市民らよ 隊列を組め進もう進もう 汚れた血が我らの畑の畝を満たすまで!」
中華人民共和国国歌「義勇軍行進曲」の歌詞には驚かされます。
「起て、奴隷となることを望まぬ人々よ! 我らが血肉で築こう新たな長城を! 中華民国に最大の危機せまる、 一人ひとりが最後の雄叫びをあげる時だ。 起て!起て!起て! 我々全てが心をひとつにして、 敵の砲火をついて進め! 敵の砲火をついて進め! 進め!進め!進め!」 この歌詞は「風雲児女」という抗日映画の主題歌で、「敵」というのは日本です。
また、アメリカの国歌は「砲弾が赤く光を放ち宙で炸裂する中 我らの旗は夜通しひるがえっていた。ああ、星条旗はまだたなびいているか? 自由の地、勇者の故郷の上に」
そんな中で、哀愁を帯びた短調の旋律国歌が二つあります。ひとつは日本の国家「君が代」です。そしてもうひとつがイスラエル国歌「ハティクバ(希望)」です。
「われらの胸にユダヤの魂が脈打つ限り、 われらの眼が東の彼方シオンに向かって、未来を望み見ている限り 二千年我らが育み続けてきた希望は失われることはない その希望とは、我らが自由の民となって 祖国シオンとエルサレムの地にすむことだ」
10、伊勢神宮とエルサレムの宮殿
神宮に向かう道路の両側に並んでいる灯篭にダビデの星が書いてある。「手水舎」もエルサレムの神殿に入る前に手と口を洗うユダヤ教の儀式と同じ。神殿の配置も同じ。エルサレムのヘロデ門には天皇家と同じ16菊家紋がある。伊勢神宮の御神体を納める箱「御船代」とイスラエルの契約の箱「アーク」が似ている。ヤマトの「三種の神器」(鏡・勾玉・剣)とヘブル人の「三種の神器」(十戒の石版・アロンの杖・マナの壷)でそれらを入れた箱がアークです。
11、教育勅語
明治天皇は国民が心合わせていけばヤマトの国は栄えるであろうとの思いから「教育勅語」を書かれた。「私の思うのは、天皇の祖先たちが国を始めたのははるか遠く神話の時代のことで、そこで築かれた徳は深く厚いものでした。私たちの国民は忠と孝の道をもって何億何兆もの民が心をひとつにし、世々にわたってその美をなしてきましたが、これこそ我が国の精華であり、教育の真髄もまたそこにあります。 あなたがた国民よ、父母に孝行し、兄弟仲良く、夫婦は相和し、友は信じあい、慎み深く行動し、博愛の手を広げ、学問を修め手に職をつけ、知能を啓発し徳と才能を磨き、世のため人のために進んで尽くし、常に憲法を重んじ、法律に従い、いったん非常事態ともなれば、公のために勇敢に闘い、このようにして天下に比類なき皇国の繁栄に尽くしていくべきです。これらは、ただあなた方が忠実でよき国民であるということだけでなく、あなた方の御先祖の残した良い伝統を反映していくものでもあります。このような道は実に我が天皇の御先祖が残してくださった遺訓であり、子孫臣民のともに守らなければならないもので、古今に通じて間違いなく、国内だけでなく海外においても通用する原理原則です。私は、あなたがた国民と共にこれらのことを銘記して守っていきますし、皆も協力してその徳を歩んでいくことを願っています」
12、八紘一宇の世界
神武天皇が建国宣言の理念を「八紘一宇」に込められた。「人類が一家族のように睦合っていける世界を創造しよう」という壮大な神の愛をこの世に実現するための光の言葉です。
13、市丸中将の手紙
硫黄島の戦いで散華された市丸中将の軍服のポケットから、一通の手紙が見つかった。この手紙はいまもナポリの海軍兵学校の博物館に展示されています。
(ルーズベルトに与うる書)
私は今、この硫黄島での戦いを終わらせるにあたり、一言あなたに告げたいのです。日本がペリー提督の下田入港を機として、世界と広く国交を結ぶようになって約百年。この間、日本国の歩みは難儀を極め、自らが望んでいるわけでもないのに、日清・日露・第一次世界大戦・満州事変・支那事変を経て、不幸なことに貴国と交戦するに至りました。これについてあなたがたは、日本人は好戦的であるとか、これは黄色人種の禍いである、あるいは日本の軍閥の専断等としています。けれどそれは、思いもかけない的外れなものといわざるをえません。あなたは、真珠湾の不意打ちを対日戦争開戦の唯一の宣伝材料としていますが、日本が自滅から逃れるため、このような戦争を始めるところまで追い詰められた事情は、あなた自身が最も良く知っているところです。
おそれ多くも日本の天皇は、皇祖皇宗建国の大詔に明らかなように、正義・明智・仁慈を三綱とする八紘一宇という言葉で表現される国家統治計画に基づき、地球上のあらゆる人々はその自らの分に従ってそれぞれの郷土で睦まじく暮らし、恒久的な世界平和の確立を唯一の念願とされているに他なりません。このことは「四方の海 皆はらからと 思う世に など波風の 立ちさわぐらむ」という明治天皇の御製があなたの叔父であるセオドア・ルーズベルト閣下の感嘆を招いたことで、あなたもまた良く知っていることです。私達日本人にはいろいろな階級の人がいます。けれどわたしたち日本人はさまざまな職業につきながら、この天業を助けるために生きています。わたしたち軍人もまた、干戈をもってこの天業を広く推し進める助けをさせて頂いています。
私達はいま、豊富な物量をたのみとした貴下の空軍の爆撃や、艦砲射撃のもと、外形的には圧倒されていますが、精神的には充実し、心地はますます明朗で歓喜に溢れています。なぜならそれは、天業を助ける信念に燃える日本国民の共通の心理だからです。けれどその心理は、あなたやチャーチル殿には理解できないかもしれません。私たちはそんなあなた方の心の弱さを悲しく思い、一言したいのです。あなた方のすることは、白人とくにアングロサクソンによって世界の利益を独り占めにしようとし、有色人種をもってその野望の前に奴隷としようとするものに他なりません。そのためにあなたがたは、奸策もって有色人種を騙し、いわゆる「悪意ある善政」によって彼らから考える力を奪い、無力にしようとしてきました。近世になって、日本があなた方の野望に抵抗して、有色人種ことに東洋民族をしてあなた方の束縛から解放しようとすると、あなた方は日本の真意を少しも理解しようとはせず、ひたすら日本を有害な存在であるとして、かつては友邦であったはずの日本人を野蛮人として公然と日本人種の絶滅を口にするようになりました。それは、あなたがたの神の意向に叶うものなのですか? 大東亜戦争によって、いわゆる大東亜共栄圏が成立すれば、それぞれの民族が善政を謳歌します。あなた方がこれを破壊さえしなければ、全世界が恒久的平和を招くことができる。それは決して遠い未来のことではないのです。あなた方白人はすでに充分な繁栄を遂げているではありませんか。数百年来あなた方の搾取から逃れようとしてきた哀れな人類の希望の芽を、どうしてあなた方は若葉のうちに摘み取ってしまおうとするのでしょうか。ただ東洋のものを東洋に返すということに過ぎないではありませんか。あなたはどうして、そうも貧欲で狭量なのでしょうか。大東亜共栄圏の存在は、いささかもあなた方の存在を否定しません。むしろ世界平和の一翼として、世界人類の安寧幸福を保障するものなのです。日本天皇の神意はその外にはない。たったそれだけのことを、あなたに理解する雅量を示してもらいたいと、わたしたちは希望しているにすぎないのです。ひるがえって欧州の情勢をみても、相互の無理解による人類の闘争がどれだけ悲惨なものか痛嘆せざるを得ません。
今ここでヒトラー総裁の行動についての是非を云々することは慎みますが、彼が第2次世界大戦を引き起こした原因は、一次大戦終結に際してその開戦の責任一切を敗戦国であるドイツ一国に被せ、極端な圧迫をするあなた方の戦後処理に対する反動であることは見過すことのできない事実です。あなたがたが善戦してヒトラーを倒したとしても、その後どうやってスターリンを首領とするソビエトと協調するおつもりなのですか? およそ世界が独占するものであるならば、その闘争は永遠に繰り返されいつまでたっても世界の人類に安寧幸福の日は来ることはありません。あなた方は今、世界制覇の野望を一応は実現しようとしています。あなた方はきっと得意になっていることでしょう。けれど、あなたの先輩であるウィルソン大統領はそういった得意の絶頂の時に失脚したのです。願わくは、私の言外の意を汲んでいただき、その轍を踏むことがないようにしていただきたいと願います。