倒れて4年過ぎて…
2014年に脳梗塞で倒れて、4年経った。
人間はすごいなぁと思う。
辛かったということは勿論忘れることはないのだけれど、辛かったいちいちをちゃんと忘れていっている。
忘れるっていうのは、人間のすごい能力だなぁと思う。
4年。
短いとも長いともなんとも言えない。
ちょうど、回復期病院入院中にワールドカップがあっていた。
今年は家のテレビでワールドカップを観ることができた。
倒れた2014年は本当にしんどかった。
あのときは、たまらなかった。
それでも、
リハビリを頑張って、
年々身体は回復して、
精神的にも随分と良くなった。
間に2度の卵巣の手術と入院もあって、
その後、大きな塊の出血が止まらなくなって緊急入院したこともあったり、
精神的にはけっこうきつかったのだが、
今は随分と落ち着いているように思える。
とりあえずここまでくるのに私は4年。
ほとんど私の力ではない。
周りの人たちや見えない世界の力
(私はそういうのを信じている人間。特に何かの宗教に入っているわけでもなく占い師でもない。ただ、見えない世界パワーをけっこう信じているというだけ。)
のおかげだ。
倒れたことで、ものの見方はけっこう変わったし、優先順位も変わった。
倒れた年は、精神的に心底きつかった。
本当にきつかった。
1年後。
1年経ってるにも関わらず、
「倒れたことが実は夢なんじゃないか…」って、本気で思った。
2年後、
3年後、
4年後の今。
よくぞ頑張っている、と自分で自分を褒めてあげたい。
身体が良くなっていることが何より嬉しい。
回復している身体とそこまでできてる自分を心から褒めてあげる。
そうすると、きっと身体は、もっと良くなろうって、応えてくれるはずだ。
これからもっと良くなるのだ。
自由な身体を手に入れるのだ。
戻すことのできない障がいもあるのだけど、それはもう仕方ないと思っている。
できることをやる。
やれることをやる。
ただ、それだけだ。
そしたら、きっといい時間を増やせるはずなのだ。
いい時間はつくるしかないのだ。
そのために、
でき得る限りのことをしたい。