『未来とは選択であり意志によって実現する』
カリスマ経営コンサルタント・神田昌典氏
の講演会(新宿紀伊国屋ホール)に参加した。
神田氏は先日、著書『2022-これから10年、
活躍できる人の条件』を出刊したばかり。
この本は、未来の予言書である。
しかもかなり衝撃的な予言内容。
・あと10年で、企業はなくなる
・中国は2025年まで発展、日本は2020年以降、
崖から転がるように落ち込む
・iPhoneは2016年に製造終了
等々、衝撃的な数々。
ちなみにこの本は、2週間の間に10万部が
売れたという。
つまり、10万人もの人(おそらく多くはビジネス
パーソン)が、この本をカバンに入れ、書棚に
置き、そして一度ならず繰り返し読んでいると
いうこと。
神田氏は以下のように予見する。
2012年には、「効率」「情報」の時代が終焉し、
「共感」「つながり」の時代へ本格シフトする。
今回の歴史の転機では、日本には、まったくモデル
がない。それは、なぜなら、おそらく日本が世界の
モデルになるからである。
これからは、まわりから見れば、かなりクレイジー
なことを率先して行う人だけが飛躍できる。
未来を切り開くためには、いま手にしているものを
潔く捨て去らなければならないタイミングがある。
会社というものは、変わっていく。
要は、緊急性が高まる社会問題に対して、
「器」に使われるのではなく、「器」を使いこなす
社会が出来上がるということなのだ。
同じ未来を見ている者同士が、国境を超え、
「器」にとらわられず、柔軟につながり合う
ネットワークを形成していく。
客観的にみれば、日本を取り囲む状況は、
真っ暗。
それでも、これからの日本は、歴史上、極めて
エキサイティングなチャンスに満ち溢れている。
しかし、それは「いま希望を描き、行動を
起こす」ことを選んだ人のみ。
2012年からの1~2年で行動することは、これから
10年、あなたの、そして日本の未来を決定して
しまうのだ。
『未来とは選択であり、それは意志によって
実現する。
どんな予想外の障害が目の前に現れたとしても、
それは私たちが描く未来を打ち砕くものではなく、
加速化させる存在なのである。』
神田氏の言葉は未来を届ける光となって、真直ぐに
心の中に届いた。
”子供たちが未来に夢や希望を持てるような社会を、
志同じくする人々と共創していく”
と言って、私は昨年末で会社を辞め、今年から独立した。
とは言うものの、只今の日本を覆う暗雲を見ながら、
いささか気持ちの曇りを感じていた中だった。
『いま希望を描き、行動を起こすことを選んだ人のみ、
極めてエキサイティングなチャンスに満ち溢れている』
と言う神田氏の言葉を聞いて、実に爽快な気持ちと
なることができた。