『子どもたちの可能性を広げる』
子供から大人まで「持続可能な社会の実現」
という共通の目的を持ち、それぞれの目線で、
環境問題をはじめとしたさまざまな社会の課題
を深く知り、共有し、それを解決するためのスキル
を学び、学校でもビジネスの場でも、家庭でも
各々の立場で出来ることを実践する。
そんな、きっかけをつくる画期的な塾、『サス塾』。
教育の専門家、環境問題の専門家、ソーシャル系
クリエーターや広告・PR会社のプロフェッショナルを
はじめ、環境や社会問題に興味のある若者などを
中心に、2010年よりプロジェクトを始動、2011年の
春開塾したもの(塾長:杉浦正吾さん、
副塾長:川廷昌弘さん(博報堂)、マエキタミヤコさん
(サステナ))
そして、震災から1年経った2012年。
社会課題解決を担う近未来の学び舎として、
『サス塾』のカリキュラムに「小学生のアフター
スクール」や「シニアのキャリアを活かしたプログラム」
が盛り込まれた
『ネクスファ』がスタート。
東京大学高齢社会総合研究機構、柏市、
UR都市機構とパートナーシップ
を組んで発進。
これからの社会を創造し持続的な発展を担う
子供たちを育てようという素敵な思いを
ぜひ聞いてみたい、
この素晴らしい活動が自分の住んでいる
地元(柏市)で進められて
いることに、自分も何か協力できればとの
気持ちで『ネクスファ』を訪問した。
(引用元:http://next-ph.jp/index.php?id=2)
常磐線柏駅の西口から歩いて10分ちょっとのビル
に到着。
壁一面に秋田杉が貼られたとても心地良い空間で、
塾長の杉浦さんが温かく出迎えて
くれた。
杉浦さんと私は同じ1965年生まれ。
日本社会の高度経済成長の中で、バブルやリーマン
ショックなど経済の盛衰と環境・社会への影響を
それぞれに体感してきた。
杉浦さんがそもそも『サス塾』を始めようと思った
きっかけ。
数年前に大病を患った時、一番やりたい
ことを考えて立ち上げたのが、「サステナビリティ
(持続可能性)を学ぶ塾」 であったという。
”一度しかない我が人生、自分は本当に
何をするために生まれてきたのか”、
かつて私は屋久島であやうく遭難しかけたことが
ある。
まさしく崖っぷちに立たされて、それが何である
のか身を持って分かることができた。
生死の境の体験をした方には、人生の目的を
理解し進み始めたという方が多い。
杉浦さんは、サステナブル・コミュニ
ケーション・プロジェクト「サス塾」を
開塾。
『サス塾』には3つの柱がある。
・サス学:環境問題や福祉高齢化など
社会問題を学び、未来を作る力を育む
・英対話:世界の人と意思を共有するための
コミュニケーション力を身につける
・教科学習:自ら学ぶチカラを習得し、目標を
持って学習できるようにする
杉浦さんは言う。
『今日、子供たちに本当に必要な「マナビ」
は何でしょうか?
地球規模の環境問題が表面化し、世界的な金融
不安、そして震災後…。
子供たちがこれから漕ぎ出す社会は、
誰も経験したことのない難しい海原といっていいでしょう。
その海を渡るうえで大切なセンスに「サステナビリティ」
があります。
持続可能性などと訳されますが、「人間の社会・経済
活動が、未来にわたって続くにはどうしたら
いいだろうか」という概念です。
サス塾では、将来につながる人づくりのために
本物の肥やしを用意しました。
目標を見つけ、実現し、力強く生きるためにはベース
としての学力が不可欠です。
そして、実社会で局面を切り拓くことができ、必要と
される人材になるには、環境問題をはじめとした
社会課題を理解しておくことも大切です。
もちろん、ますますグローバル化が進む中で、
英語によるコミュニケーションも必要でしょう。
これらをバランスよくマナび、多様化する未来を
明るくデザインする…。
夢のあふれた、「共育」の場。
明るいポジティブなセンスを開拓する場。
そんな塾に育てて行きたいと思います。』
先日のブログ
『大震災を越えて、復興に自然との共生を活かす』
で書いたが、現代日本の大人・子供に欠けており、
今後必要となるものは、”野生”。
『サス塾』の試みは、「生きる力を身につける」と
いうものであり、今後の発展が大いに期待される。
これから私も関わることとなり、今後の協働
が大変楽しみである。