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青丹よし(奈良まで2)

2018.09.21 05:10

鹿が遊ぶ若草山から東大寺に向かうと、手向山八幡宮が鎮座します。

東大寺建立に、大きな力をお貸しになった八幡様は、東大寺が建立されると、

大分県の宇佐より、この奈良にお迎えされました。落ち着いた佇まいが何とも言えず、

心地よい境内です。

時間はすでに12時をまわっています。二月堂前の茶屋で、冷やしそうめんと柿の葉すしセットを注文。上品なだし汁は、冷たくて本当に美味しい。冷やした汁につかっているそうめんは初めてで、感動です。柿の葉すしも手作り感があり、美味しい。奈良らしいランチを出来て、満足いたしました。


その近くには東大寺の三月堂、四月堂と、お水取りで有名な三月堂が建ちます。

三月堂には大きな観音様の像が、出迎えてくれます。思わず「おーっ」と声が出そうなほど迫力があります。

「何で、月の名前がお堂についているのかな?」と思い。お寺の方に聞いたのですが、それは、その月に重要な法要をするので、いつからかそう呼ばれるようになったそうです。


二月堂からの眺めが、素晴らしく、手前に大仏殿。その奥に奈良の街が広がり、遠くに大阪都の境になる、生駒山を望みます。

サラーっと、二月堂を吹き抜ける風が気持ちよく、残暑の暑さを癒してくれます。

よくテレビでお水取りの画像が流れますが、回廊の石段を松明を持って上がる場面を見ますが、その回廊には松明の炭を引きずったあとが残り、感動いたしました。

お水取りの時に観音様に供えるお水を汲むという若狭井(わかさい)は、若狭国(今の福井県)の小浜と水脈がつながっていて、福井県では、奈良のお水取りの前に「お水送り」と言う法要が行われます。福井県と水がつながっているって、すごいですよね。ロマンを感じます。


次回はいよいよ大仏殿へ。