ESD オプティマスプライム & メガトロン レビュー
2023.11.06 12:40
今回のレビューは、トランスフォーマー アーススパーク より、
“ESDー01 DX オプティマスプライム” と、
“ESDー02 DX メガトロン” です。
TVアニメ新シリーズ、“トランスフォーマー アーススパーク” 。
オートボットとディセプティコンの戦いが終結した世界で、新たに現れた悪と戦うために結成された秘密組織 ゴーストにともに所属し、共闘することとなった元オートボットの総司令官、
“オプティマスプライム” と、
元ディセプティコンの破壊大帝、
“メガトロン” が、
アーススパークのデラックスクラスシリーズで発売されました。
“トランスフォーマー アドベンチャー” 以来、実に約7年振りとなる地上波新作アニメシリーズ、“トランスフォーマー アーススパーク” がこの10月から放送開始。
関連トイも月末に一挙11アイテムが発売となりました。
まぁ、新作といってもアメリカなどで1年前に放送されていたものの日本版ローカライズで、トイも向こうで同時期に発売されていたものの日本導入版となります。
アニメについては、ビーストウォーズアゲインの後番組でそのまま15分枠となるので、引き続き本来の1話を前後半に分けたかたちでの放送です。
新たに日本語吹き替えが行われ、実績のある岩波音響監督の下、過去にもトランスフォーマーシリーズに関わってきた声優さんが多く参加しています。
声優無法地帯の再来か? と、多少ザワついたところもあり、実際1話冒頭のエリーター1 VS スィンドル、ハードトップの戦闘シーンなどは僕自身ちょっとふざけすぎかな? とも思ったのですが、岩波監督自身が言っていたように、そのような悪ふざけは今のところ1話限りのようで、その後は比較的安心してみられています。
そもそも子供向けの作品らしく、どちらかというとコメディ寄りという感じで吹き替えもちょうどいいんじゃないでしょうかね。
うちの甥っ子、もうすぐ8歳になりますけど、楽しく見てくれたようです。
ちなみに僕の住んでいる地域では地上波放送はされてませんので、公式YouTube配信で見ています。
関連トイに関しては、多くの量販店でビースト覚醒からの流れでTFコーナーを維持してくれていて、発売日当日にはビースト覚醒関連の最終ラインナップ含め、大量の新商品が並びました。
いやぁ、令和になって再びあんな光景が拝めるようになるなんて・・
願わくばそれが当たり前にずっと続いてほしいですね。
久々に前置きが長くなりました。
そんなわけで新シリーズアーススパークのメインラインといえるデラックスクラスシリーズから、オプティマスプライムとメガトロンをまとめてレビューしていきます。
まずアーススパークの物語についてですが、オートボットとディセプティコンが戦いのなかで故郷であるサイバトロン星を離れ、地球に至ったところまでは初代アニメと一緒。
まぁ、エリーター1が一緒に地球に来てたりとか、その段階でちょっと差異はあるんですが。
ともあれ、サイバトロン星への帰還の術であるスペーズブリッジの破壊や、メガトロンの改心などもあって戦いは終わり、それから15年が経った頃、アメリカの小さな町、ウィトウィッキーに引っ越してきた兄弟、ロビーとモーが新たなトランスフォーマーの誕生に遭遇し、それから様々な騒動に巻き込まれていく・・という感じですかね。
今のところはそれほど深刻な事態ではないですが、今後はどうなっていくかな?
まずパッケージですが、懐かしのブリスターパッケージとなっています。
こちらがオプティマス。
個人的にはこのタイプのパッケージは綺麗に開けられないのであまり好きではないので、普通にレジェンズみたいな箱タイプにしてほしかったんですが・・
しかしまぁ、完全に日本独自仕様というのは嬉しいですね。
裏面の表記もすべて日本語。そういう意味ではスタジオシリーズも同様ですが。
こちらはメガトロン。
裏面。
照明が反射しているのはご容赦を。
モノ自体海外版とは仕様および付属品が異なるので、同じパッケージを使えなかったというのもあるんでしょうが、久々の地上波でのアニメ放送ということで力を入れてくれているのがわかります。
ただまぁ、やはり開け方が悩ましい・・
以前はブリスター部分が全部テープで貼ってあるだけだったので、そこを着れば綺麗に台紙と分けられたのですが、最近は接着されてますからね。
結局、僕はこのようにブリスターの上下をカットして中身を取り出すようにしました。
台紙にもそれぞれのイラストが大きく描かれているので、綺麗に残しておきたいですからね。
うん。いいイラスト。
内容物はこの通りです。
説明書も日本語表記の独自仕様になっています。
ただ、ロボットモード時の武器のマウント方法など、表記漏れがちらほら・・
あとミニカタログも付属。
裏面には同時発売のビースト覚醒関連トイも。
アーススパーク関連だけでもよかった気がするなぁ。
オプティマスプライム
オートボットの総司令官・・というのは昔のは話。
現在は地球人とトランスフォーマーが協力する秘密組織、ゴーストの一員となっています。
どちらかというと堅い性格や正義感の強さは相変わらず。
日本語版CVは玄田 哲章氏。
というかもう、彼以外にオプティマスを演じることはできないでしょうね。
ロボットモード
アニメイテッドからサイバーバースの延長線上という感じがしますが、初代アニメの世界観と繋がっているということで、サイバーバース版よりもかなりディティールが削ぎ落とされ、やはり初代のイメージに近いシンプルなデザインになっています。
でも顎が長いね。そこはアニメイテッド感が・・
なお、今回のESDシリーズはすべてデラッククラスでのリリースとなっており、劇中におけるキャラクターのサイズ感までは再現されていません。
デラッククラスのオプティマスというのも久し振りですね。
また、シリーズ全般で間接可動部はボールジョイントがメインで、腰部の回転可動もなかったり、変形も比較的シンプルで肉抜きも多めと、現行のジェレネーションラインなどと較べると、構造的に少し見劣りする部分もあります。
このあたりは、対象年齢の違いもあるのかもしれません。
ただ、価格はジェネレーションライン、スタジオシリーズのデラックスクラスと変わらないので、やや割高には感じますね。
しかし、今回の日本版は海外版と較べて塗装箇所が増えており、より劇中のイメージに近い仕上がりになっています。
一方で海外版に付属していたマンドロイドのフィギュアパーツ(シリーズ8商品にそれぞれパーツが付属し、すべて集めればマンドロイドを完成させられる)は省かれています。
日本では受けないという判断なのでしょう。
そんなわけで、このオプティマスでは前腕や膝、そしてタイヤのホイールに塗装が追加。腹部は逆に塗装を減らし、劇中イメージの再現したものになっています。
頭部アップで。
顎、というかマスクが長い・・
劇中ではマスクオフした素顔(?)も見せてくれるオプティマスですが、あの顔はなんか頬骨が張ってる感じであまり格好よくないんだよなぁ。
両肩にはゴーストのエンブレムがプリントされています。
骸骨っぽいデザインに、もともとの所属のエンブレムを組み合わせたものになっています。
しかしこのデザイン、ゴーストという組織名がそもそもなんか不穏ですよね。
考え過ぎかな?
なおこのエンブレムも、海外版からサイズ、色が変更されています。
変形で腰自体は回転できるのに、腰部と繋がっているボンネットパーツを、
頭の後ろでルーフパーツとジョイントさせてしまうため、
結果として腰は回せません。
バックパックのような感じになりますね。
もちろんジョイントを外せば回せますが、そのままだとボンネットパーツが邪魔になります。
ということで、いっそボンネットパーツを取り外してみました。
この通り、簡単に外せます。
さらにルーフパーツを下ろすとこんな感じになります。
すっきりして、これはこれでいいんじゃないでしょうか。
ただボンネットが完全に余剰になってしまうので、腰とは繋げず、ルーフパーツとだけジョイントしてみます。
案外かっちり固定でき、ポロリする心配もないです。
こうすることで普通に腰が回るようになるので、アクション性能が格段にアップします。
とくに加工も必要ないのでロボットモードで遊ぶ際にはお薦めです。