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顛末記

2018.09.21 06:03

その男は突然現れた。

スラリと高身長、履き慣らしたジーンズにおしゃれ眼鏡。白髪混じりだが潤沢な頭髪。


私は一瞬にして思った。シティーボーイが来たと。


彼は慣れた手つきで名刺を取り出し、こう述べた。

「突然スイマセン、ビーエフエムです」

ビーエフエム?   

BeFM!ラジオマン!やはり彼はシティーボーイだったのだ。


その彼はネット記事用に取材したいのだと言う。さらにBeFMでも紹介されるとのこと。

NO宣伝で2ヶ月やってきた当店のこと、この場合はなんと言ったらいいのだろうか。

渡りに船。願ったり叶ったり。飛んで火に入る夏の虫。(違うか)

兎に角、マイにとってビッグなチャンスに間違いなかった。

一瞬にして僕の心はさんざめき、その時のお客様のオーダー品「コンビーフのパテ&イングリッシュマフィン」を震える手でサーブした。


シティーボーイはこの場でコメントを録音していくと言った。

店主自身の店紹介か、お客様のコメントでもいいと。


話が急過ぎるよ! ワイの南部弁恥ずい!歯を磨いてくれば良かった!

などと既にアタイは平静を失っており、結果たまたま居合わせた常連様をハートランド1本で買収したのだった。


ここまで時間にして約20分。思わず一人称がバラバラになるほどの狼狽ぶりなのだ。

結果は既報の「八戸経済新聞」の記事なのだが、情報がちょいちょい違っていた。しかし「間違いも実際に起こった歴史の一部である」との観点から直さないでおくことにした。

是非来店してみなさんで見つけてください。


後日談として彼から素敵なギフトがあったのだが、それはまた別の機会に。