『王仁博士の石碑』
2013.11.05 07:30
東大での打ち合わせを終えての帰り道、
天気がよいので日頃の運動不足を
少しでも補おうと、上野まで歩きました。
途中上野公園内で、王仁博士の石碑を
初めて見つけ。今まで知らなかった。
日本の飛鳥文化に大きな影響を与えた
大学者、古代より学問の祖として
崇められてきた博士。
「古事記」・「日本書紀」によれば、4世紀末
に朝鮮半島の百済国からこの王仁博士が
、論語10巻・千字文1巻を携えて渡来し、
日本国に漢字と儒教を伝えたと記されて
います。
「古今和歌集」には王仁の作として、
『難波津に 咲くやこの花 冬ごもり
今を春べと 咲くやこの花』の和歌が
あります。
この歌は、難波京で即位した仁徳天皇
への讃歌であるとされ、また古来より
和歌の手本とされて、そこから王仁博士
を和歌の祖であるとみる向きもあった
そうです。
歩くことでちょっとした発見がありますね。