「美味しそう」だけじゃない!本当に良い商品写真の撮り方
こんにちは!ポケマルインターンの石川です。今回のテーマは、出品者の方とお話をする中で度々話題になる商品写真の撮り方についてです。
さて、皆さんは「良い商品写真」とはどのような写真のことだと思いますか?「キレイな写真」「美味しそうに見える写真」、そういったお答えをよくお聞きしますが、それに加えてポケマルでは「メッセージが伝わる写真」がよい写真だと考えています。
例えば「珍しいものを作っているのに、なぜお客さんは目に止めてくれないんだろう……」と悩んでいる場合、「ここが珍しいんだ」というメッセージを写真の中に表現できていない可能性があります。メッセージ(商品の売り、と言うこともできます)が「普通よりも大きい!」であれば大きさを、酸味であればそれを(酸っぱい顔をして一緒に映ってもよいかもしれません)、言葉だけでなくビジュアルに、より印象的に伝えられるのが写真なのです。「写真はコミュニケーション」と考える、ということかもしれません。
では、メッセージが伝わる写真はどのように撮影すればいいのでしょうか?事例とともに見て行きたいと思います。また、後半には「まずキレイな写真を撮るには」「誤解を生まない正確な情報を伝える写真とは」といった基本テクニックも紹介したいと思います!
▼事例でわかる!メッセージが伝わる写真とは
ここからは実際にポケマルで出品されている商品写真の中から、石川の独断により選りすぐりをピックアップして一挙公開!出品者のみなさんはメッセージを表現するためにどんな写真を使用しているのか、その工夫をご紹介します。
メッセージ:脂がのっている
撮影の工夫:接写で撮影することで、迫力のある写真になっています。
https://poke-m.com/products/854
メッセージ:みずみずしさ
撮影の工夫:水滴をつけて光を当てることで、フレッシュ感を増しています。
https://poke-m.com/products/7992
メッセージ:バラエティの豊かさ
撮影の工夫:あえて真上から俯瞰撮影することで、種類の多さや色とりどりな様子が表現されています。
https://poke-m.com/products/7520
メッセージ:生産者・産地の雰囲気を感じて欲しい
撮影の工夫:生産者の顔を出すことで、消費者に安心感や親近感を与える写真に。産地を背景にすることで、消費者に産地のイメージを膨らませます。
https://poke-m.com/products/7492
メッセージ:お試しでいろいろ楽しめる
撮影の工夫:スマホアプリなどのコラージュ加工を活用し、調理例をまとめて紹介。
https://poke-m.com/products/4495
メッセージ:クリスマスを楽しんでほしい
撮影の工夫:華やかな料理のイメージを与えることで、消費者に「作ってみたい/食べてみたい!」と思わせます。
https://poke-m.com/products/3719
いかがでしたでしょうか?
皆さんすでにお気づきかもしれませんが、商品写真の撮り方に絶対的な正解というものはありません。大事なことはその商品の「何を伝えるべきなのか/何を伝えたいのか」を考えて、それを正しく表現することなのです。
また、何はともあれ、まずは綺麗な写真を撮る方法も知りたい!というお声もあると思いますので、ここからは(1)撮影環境編:商品の魅力を引き出すテクニック、そして(2)撮影本番編:商品の情報を正しく伝えるテクニック、についてもお伝えしたいと思います。
▼(1)【撮影環境編】商品の特徴を表現するために最低限押さえておきたい撮影のコツ
まずは撮影にあたって最低限気をつけたい、撮影環境の3つのポイントについてご紹介します。
1. なるべく太陽光を使って商品の自然な色を引き出しましょう
◯ = 左:自然光の光の下で撮影すると商品が綺麗に見えます。
✖️= 右:蛍光灯の下で撮影すると無機質で暗いイメージになります。
2. 立体的に生き生きと見えるよう、角度を工夫してみましょう
◯ = 左:斜め45度上から撮影するのが定石。立体感があります。
✖️= 右:同じりんごも、真上から撮影するとなんだかイマイチな印象…
3. シンプルな背景で商品を引き立ててあげましょう
◯ = 左:カゴや布など小道具を使って。白っぽい背景だとさらに商品の色が引き立ちます。
✖️= 右:雑多な背景や商品と同系色の背景は、せっかくの商品を埋もれさせてしまいます。
▼2. 【撮影本番編】商品の情報を正しく伝えるための一工夫
ここからはネット販売で特に重要な、商品の情報をお客さんにわかりやすく伝えるための4つの工夫をご紹介します。
1. 箱を持って撮影してみましょう
どんな箱で送られてくるのかの荷姿や、大きさもよくわかります。
2. 中身が見えるように撮影しましょう
中の梱包状態も事前にわかると安心です。
3. 大きさがわかりづらいものは手を入れて撮影しましょう
◯ = 左:手に持っていると大きさがイメージできます。
✖️= 右:並んでいるだけだと大きさがわかりづらいです。
4. 袋などから取り出して撮影しましょう
◯ = 左:たくさん詰まっているような商品は、蓋を開けてスプーンなどで持ち上げてあげれば商品がよく見えます。
✖️= 右:蓋がしまっていると商品が見えづらいです。
今回は以上となります。ぜひ出品の際には、今回お伝えしたこの点を意識した写真を使ってお客さんの心を掴んでいってくださいね!
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