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”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”

『複眼思考で物事を解決する力』

2014.03.17 03:11

財務省が10日発表した1月の国際収支速報によれば、
経常収支は1兆5890億円の赤字と過去最大の数字を
連続更新
。

経常収支とは、海外とのモノやサービスの取引や
投資の状況を総合的に見る物差しのこと
。

金額の大きな内訳からいえば、
輸出額から輸入額を引いた「貿易収支」、日本企業が
海外投資で得た配当や利子収入を表す「第一次所得収支」、
ほかに海外旅行や輸送業務にともなう「サービス収支」
など
があります。



単月の赤字額として過去最大を更新
。
初めて4カ月連続の赤字に陥りました。

円安を受けた輸入増などで、2兆3454億円という
大幅な貿易赤字
となったことが主因だといいます。

東日本大震災を受けた燃料輸入増に、
消費増税前の駆け込み需要
が加わって、
貿易収支の赤字が拡大中です。

大前研一氏
は今年1月、「日本が貿易赤字国に
転落したのは、経済構造が米国化しているから」
と「アベノミクス」の初期段階で、この問題の指摘
を行っていました。



「米国型の経済構造というのは、典型的には製造業
が海外に移転する空洞化現象を引き起こす。

産業が空洞化すると、海外に移転した自国企業の
工場から製品を輸入することになる。
あるいは、海外へ委託生産した製品が輸入される。

米国ではこうした現象が日本よりも先に起きて
貿易赤字国となった。

構造赤字国ニッポンとしては製造業の空洞化と
エネルギー産業の大幅な見直しを同時に進めて
いかなくてはならない」


貿易赤字を所得収支の黒字額でまかなうことが
できなければ、海外投資家の日本を見る目は
厳しくなる
。

それが日本経済にとって「黄信号」の点灯する瞬間。
この問題を取り上げている日経BPは、そう警告して
います。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/matome/20140312/387679/?ST=business&P=1

 

















日本の個人金融資産は1600兆円
とも言われます。
しかし、家計貯蓄率は2013年に0.9%まで低下し、
米国の2.4%よりも低いのが現状。

超高齢化社会
が訪れている日本では、個人金融資産は
早晩食いつぶされていくことが十分に予想されます。
しかも、国の借金は1千兆円を超えて増加の一途を
たどるばかり。

この個人金融資産に国の借金がどれだけ近づいたときに、
日本のファイナンスの独立性は損なわれることになるのか。
そこが一つの注目点になりそうだと専門家はいいます。

現在経済財政諮問会議の下、今後30年、50年の視野
での解決に向けた人口やエネルギー、財政など
日本が抱える 構造問題についての議論
が行われて
いる最中と聞きます。 

例えば、人口は、長期的な減少を許容するのか、
8千~9千万人規模を維持するのか、あるいは1億人
超を目指すのか
といったことが、移民とか出生率との
関係で見えてきます。 

経済成長
については、1人当たりで目指すのか、
あるいは国全体としてのGDP・GNIを目指すのか
。

世界経済における日本については、産業について
新しい産業が育っていない国になってしまうのか、
新しい産業が育って成長を支える国にどうやって
していくのか
等。



現代のような複雑な社会においては、正しいことと
間違っていることの判別がとても難しく
なってきて
おり、単眼思考では世の中を渡ること はもはや
困難な状況。 

こうした中、政治のリーダーシップにおいて「複眼思考」
が求めらるという大前氏の考えに同感です。

「安倍政権は円安に振ることだけしか念頭にないように
見えるが、 ドル安になってもひとたび外へ出て行った
米国企業が帰ってこなかったこと、エネルギーの輸入
にとって円安は大敵であること、などを勘案した
「複眼思考」が望まれる」

「複眼思考」
とは、複数の視点を自由に行き来すること
で、一つの視点にとらわれない相対化の思考法
。 

現代社会において、偏りのない正しい判断をするためには
単眼思考ではなく、「複眼思考」で俯瞰的に物事をとらえ、
解決
していかなくてはならなくなってきています。

創設から今年で3年目を迎えた「サス学」
(持続可能性=サステナビリティを学ぶ)。
(「サス学」は三井物産㈱の登録商標)

子どもたちの主体的な学びを引き出す工夫をしながら、
未来志向での先進的かつ本質的な授業を進めており、
私もプログラムづくりに参画しつつ、実際の現場で
子どもたちとやりとり
をしています。

複雑な問題を解決する能力
を養いつつ、自分のためにも
、社会のためにもなるこの新しい学びは、今後さらなる
進化を図っていきます。