『駒を動かす中で新しい発見がある』
「羽生三冠、4連勝で名人位奪取」
4年ぶり通算8期目!
第72期将棋名人戦七番勝負で、挑戦者の羽生善治
三冠(王位・王座・棋聖)が森内俊之さんを破り、
4連勝で名人位を奪取しました。
羽生さんは、自身が持つ歴代最多の全タイトル獲得数
を87期に伸ばし、4年ぶりに七大タイトルの過半数を
占める四冠に復帰。
その羽生さんは、そもそも将棋に夢中になれた理由を
こう語っています。
「将棋に限らず、どんな才能でも、たとえ先天的なもの
があっても、それを見出し、伸ばす環境がなければ
萌芽の機会さえないかもしれません。
そういう意味でも環境、「場」というのは非常に大きい
と思います。
そう考えると、先天的なものよりも、後天的なものの
影響のほうが大きいと感じます。」
この場合の環境、「場」とは将棋道場のことですが、
環境的に良かった点について、「子どもが多かったこと」
としています。
「自分にとっての「学校以外の遊び場の1つ」という
感じだったんです。
将棋道場が。非常に通いやすい雰囲気だったと
いうことはありました。
子どもが居やすい場所だったんです。」
http://diamond.jp/articles/-/52738
柏の「サス学」を終えて帰宅後、目にしたこの言葉。
将棋道場ではありませんが、設立から今年で3年目
に入った、ネクスファに場が重なりました。
年毎に学童や塾へ通う子どもたちが増えており、
建物の中に入ると、様々な子どもたちが個性豊かに
それぞれ生き生きと学んでいるネクスファ。
http://next-ph.jp/
思いを同じくする、地域の大人たちがそれを
支えています。
子どもたちが行くのが楽しみと思える場所に、
自分も関われていることをとても有り難いなと
感謝の気持ちです。
「駒を動かす中で、新しい発見があり、
今までと同じはずの盤上がまったく違って
見える。
そんな経験は新鮮で面白いと感じました。
次に進んでいくという時にわかったという
「手応え」みたいなものを得ることが、
すごく楽しかったんです。」
「サス学」という、未来を自分の力でいく学びを
通して、羽生さんが語るように自分なりの
手ごたえを子どもたちが持ててくれたら、
とてもうれしいこと。
将来ネクスファからどんな羽生名人が生まれるかな。