『遊びのススメ』
2014.07.03 05:45
”遊びをせんとや生まれけむ
戯(たわぬ)れせんとや生まれけん
遊ぶ子供の声きけば
我が身さえこそ動(ゆる)がるれ”
(子どもは遊ぶために生まれて来たのだろうか。
戯れるために生まれて来たのだろうか。
遊んでいる子供の声を聴いていると、
私の身体さえも動いてしまう)
ここ一ヶ月ほど前から「遊び」について、頭の中で
あれやこれやと思い考え、それこそ楽しく遊んでいます。
そんな中で、中山元氏(哲学者,翻訳家)の話に
「なるほど」と心がにっこりしました。
「子供たちは自分で目標を作り、毎日それに挑戦して
自分の力を試すのです。
失敗すればまた明日頑張ればいいのですし、
成功したら、その目標をもう少し高いところに変えれば
いいのです。
ぼくの友人に、傾斜した石の面や石垣があると
じっと眺める癖のある人がいました。
道具も何も使わないで、どこに足を掛け、どこに手を
掛けると上まで登れるか、じっと試しているのです。
登れることが確認できると、にっこりするのでした。
これも遊びがすぐに自分の力試しになり、自分の力を
高めるための挑戦になることを語るものでしょう。」
遊びという行為には、たんに遊ぶだけではなく、自分を
さらに高めようとする意志が表れることがあるといいます。
遊びって、本当に大事!