休日は鶴と共に
2018.09.21 13:07
ソファーで寝転ぶ私の頭上で、彼女は鶴を折っていた。
お世辞にも器用だとは言えない彼女は淡々と鶴を折っていき、時折上手く折れた一羽を私に見せ、私が「上手だね」と言うと満足そうに微笑んで、他のと同じようにそっと床に放って、また新たな鶴を作り上げていく。
私はと言えば、床一面に広がった色とりどりの鶴を眺めながら
「これどうしようか」と2人で笑う、そう遠くない未来をうたた寝交じりに待っている。
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ソファーで寝転ぶ私の頭上で、彼女は鶴を折っていた。
お世辞にも器用だとは言えない彼女は淡々と鶴を折っていき、時折上手く折れた一羽を私に見せ、私が「上手だね」と言うと満足そうに微笑んで、他のと同じようにそっと床に放って、また新たな鶴を作り上げていく。
私はと言えば、床一面に広がった色とりどりの鶴を眺めながら
「これどうしようか」と2人で笑う、そう遠くない未来をうたた寝交じりに待っている。